乗用カートでの事故

ゴルフプレイ中の乗用カートによる事故について

先日大分の「セントレジャーゴルフクラブ城島高原」において、5日午後1時15分頃乗用カートがカート道の下へ転落し、乗っていた4人のうち一人が亡くなられました。

大分県警別府署・消防署によると、会社同僚の男性4人組はコンペの最中で、事故が起きたのは10番ホールを約10メートル過ぎた辺りのホールとホールを結ぶカート専用道路で、やや上り坂の緩やかな右カーブとなっている辺りだったようです。

カートは何らかの原因で曲がり切れずに左側斜面にコースアウトして横転し、3~4メートル下に転げ落ちました。亡くなられた方は左側の後部座席に座っていて投げ出され、落ちてきたカートの下敷きになったようです。他の3人も重軽傷とのことでした。

ゴルフ場によると、これまで同じ場所で事故が起きたことはなく、当時霧がかかっていたものの運転に支障があるほどではなかったとのことです。

ゴルフカートは一般的なもので重さは350キロ前後ですが、時速は15キロ程度しか出ず、普通の車を運転する時に比べおもちゃのような感じで運転中に気が緩むことが多い気がします。

事故原因は何だったのでしょうか?

考えられる原因についてゴルフ場関係者に聞いてみたところ、「高齢者ならアクセルとブレーキを踏み間違えることもあるでしょうが、圧倒的に多いのはホールを移動する間にスコアカードを見ながらわき見運転して突っ込んでしまうというケースです」との返事でした。

今年8月28日にも、神戸市西区の「大神戸ゴルフ倶楽部」で84歳の男性がカートの下敷きとなり死亡する事故が起きています。カートのハンドルの件でも記載しましたが、カートといえど立派な車に変わりはありません。

たかがカートとバカにしていると、とんでもないしっぺ返しを食うことになる可能性がありますので、皆さんくれぐれもゴルフカートの運転には注意をして、安全運転に努めましょうね。