ゴルフの科学的考察 パー5の攻略法

パー5と聞いただけで、「距離があるホールだから、ティーショットはできるだけ遠くまで飛ばさないと・・・」と単純に思って、最初から構えてしまっている人がほとんどではありませんか?そうなると、自然に力が入ってショットも力みがちに・・・、結果は、力んでいる分ボールの行方も左へ右へ、最悪OB、もしくは天ぷらやチョロ、なんてことになって、大叩きのスパイラルへ・・・・・。

ちょっと待ってください。ここで立ち止まってよ~~く考えてみましょう。「パー5というホールは最も気が楽な、リラックスしてティーショットを打てるホール」ではないでしょうか?

力を抜いて落ち着いて攻めれば、パー3やパー4よりもパーを取れる確率が高いホールだと思いますが、いかがでしょう?仮に535yのパー5を想定してみましょう。ティーショットでランも出て220yだったとして、セカンドは6番Iで160yが打てました。残りは155y但し、グリーンの右は池があり、左手にはバンカーが待っています。3オンを狙って左右のどちらかへブレたら危険な感じです。もちろん自信があってグリーンの条件が良ければ、6番IでのコントロールショットもOKですが・・・。

安全策を採るなら、ここは確実に刻んで9番Iで130y、30yの寄せなら少しは自信がある。次でピンに絡めばパーをキープ、寄らなくてもボギーで収まる・・・・・・。といったように考えれば、大叩きはしないと思うのですが・・・・。

狙うべきことは、1打目は2打目を打ち易い地点へ運ぶこと、2打目は3打目を打ち易いところへ運ぶこと、距離を欲張らずに、確実に打ち易い場所を狙うことを優先する。仮にミスショットをしても、リカバリーの選択肢は距離が長い分多いはずですし、2打目からボギーで収めることも考えられるでしょう。

このように考えられませんか?パー4の450yは150yの平均飛距離で割ると3.0打、余裕は1打になります。一方、パー5の535yは3.6打、余裕は1.4打となりますね。パー4の450yよりも、0.4打余裕がある。⇒簡単!?

まぁ、この数字のように単純では無いでしょうが、ゲームプランはパー3やパー4よりもかなり組み立てが多様に立てられるし、組み立て方さえ慣れてしまえば、はじめからパー狙いが可能ではありませんか? いかがでしょう?