メンタルコントロール 4つの「C」後編 

③ Control(制御)

3つ目の C は Control(制御)、自分を制御できなければ集中できなくなりますので、その影響がプレーに出る事になります。

特に、制御(自制)を失う原因になるものの多くは、失敗や苛立ちなどに起因するところの不安、怒り、焦りなどですが、このようなものを自分の中から排除するようにすることが必要になってきます。これに有効なテクニックが、瞑想や脱力 (肩の力を抜くような行為)、そして、好きな歌を口ずさんだりすることになります。

失敗・苛立ちの原因を忘れて、自分の中から追い出せば目の前のことに集中も出来ますし、自信を持って臨む事も可能になります。

④ Commitment (傾倒)

そして最後、4つ目の C は Commitment (傾倒) です。この意味は、自分を信じて やると決断したことを迷わず実行することで、「誓約あるいは公言」という感じです。自分の判断によって設定した任務や目標が正しいと信じて、それにコミットすることになります。

色々な選択肢の中から、状況判断をしてその上で「一度決めたら、迷わないことが大切」ということで コミットメントという言葉が使われている訳ですね。

長々となりましたが以上が、スポーツ心理学のエッセンスとも言える 4C の簡単な説明になります。(あくまでも受け売りですよ)

最大のテーマは 自信を持つこと、不安を解消すること、そして、ショットやパットに集中することですよね。悪い方の「もし・・・してしまったら・・」などとかネガティブなことを考えたら、絶対に良い結果にはつながらない事になります。逆に、「どうやってこのパットを入れようか」 といったポジティブな考え方をすべきであるということでしょう。

少し強めに入れようとか、ホールの右サイドに入れようなど、入れることだけに集中すれば良いわけですね。ドライバーショットやアイアンのアプローチショットでも同じことで、「OBになったら・・」とかなどと考えるのではなく、「フェードでフェアウェイの真ん中に打ってやろう」とか、「ピンとグリーン右サイドの中間を狙って高い玉で攻めてみよう」とか、仮に必ずしもそうならなくても、出来る限り具体的でポジティブなイメージを作ることが ショットをする前の正しい心理状態を保つために 効果的な方法ということになります。

この事前に良い結果をイメージするという方法は、そのイメージを通じて自分のやるべきことを脳や体に伝えると同時に 不安などを抱かせないという優れた方法ですので、そのイメージが鮮明であればあるほど その効果があるようです。

出来るだけ具体的で鮮明な「良い結果のイメージ」を描くようにできれば良いと言う事になりますね。

それでは、皆様のご健闘を期待して・・・・。

※あくまでも聞きかじりですのでこの点、お含みおきくださいね。(笑)