ゴルフのティーチィングプロとレッスンプロについて Part 2
どんな団体が、どんな資格を認定しているのか?
ゴルフのティーチィングプロ、レッスンプロと呼ばれる人達は誰が認定しているのでしょうか?
それでは、レッスンプロを認定する団体にはどんな団体があって、その団体がそれぞれどんな資格を与えているのか、簡単に紹介してみます。
まず、男子については日本のプロゴルフ界最大の団体、本家本流ともいえる、社団法人日本プロゴルフ協会(PGA※)があります。PGAは、文部科学省管轄で「プロゴルファー」を認定している唯一の団体であり、認定する資格は「トーナメントプロ(TP)」と「ティーチングプロ(TCP)」の2種類です。※かつてのJPGA
前者はテレビで中継されるようなプロのトーナメントに出場する技能を持つことを認定する資格。
そして後者が「ゴルフ指導技能に優れ、広範にわたるゴルフ知識及びPGA指導要領を取得した者に付与され、ゴルフの普及と発展を目的に活動します」と定義される、いわゆるレッスンプロの資格です。
現在TCPにはB、A級の2階級で認定されていますが、06年以前のシステムで認定されたC級のティーチングプロもいます。実務経験や講習会で研鑽を積み、上位ランクに昇級できます。ちなみにTPでありながら、TCPの資格の両方を取得しているプロもいます。つまり、「自分ができる」ことと「人に教えることが出来る」ことは別であり、「教える技術」は特別な技術だということです。
また女性に関しては、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)がやはり「ティーチングプロ」資格認定制度を持っており、ティーチングアシスタントからC、B、A級という階級で教える人材を育成しています。
上記2団体のほか、「米国のゴルフ界を支える3団体のひとつ」といわれる米国ゴルフ財団(NGF:日本を含むアジアでこの組織の権利を有するのはNGFファーイースト)の「インストラクター」資格、同じく米国において近年興隆してきた米国ゴルフ教師連盟(USGTF:日本ではUSGTFジャパン)が資格を認定している「ティーチングプロ」資格などが著名です。
さらにそれ以外にもいくつかの団体(社団法人全日本ゴルフ練習場連盟=JGRAの「JGRAプロフェッショナル」資格、日本インストラクタープロゴルフ協会=JIPGA)の「インストラクター・プロフェッショナルゴルファーズ」資格、(旧)労働省許可団体(昭和23年)である財団法人職業技能振興会 略称:FOSが認定する、(JFOSゴルフスクール指導者)資格等、それぞれ独自のプロ資格の認定をしているという現状があります。
だいたい以上が認定団体として活動を行っている状況のようです。
それぞれにおいて得手不得手、活動範囲、対象範囲、が微妙に異なりますので、優劣等の判定は皆さんにおまかせ致します。詳しく知りたい場合は各自で検索をお願いします。
どちらにせよ個人の癖やタイプにあったアドバイスと、楽しい指導レッスンであれば良いと思いますので、もし、皆さんがレッスンプロを選ばれる際には参考にしてみて下さい。
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