グリ〜ンの芝目について その壱 読み方の基礎知識
グリーンの芝目について
皆さん「芝目」についてどれくらいの知識がありますか?
管理人は未だにグリーンの「芝目」については、ほとんど自信がありません。理論上のある程度の知識は頭に入れているつもりなのですが、本番のコースではなかなか読めません。といってもグリーン面のアンジュレーション(起伏)くらいはなんとかチェックできているのですけれど・・・・。
今回はこの辺も含めて、「芝目」についてのお話です。
「芝目」これがパットやチップショットに及ぼす影響は大きいですよね。順目 のパットは 早く、逆目 のパットは 遅く なるのが原則で、芝目に対して交差するように打つ 時は、芝目の方にボールが切れることになります。日本のゴルフ場のグリーンで最も多いのはベント芝、そして、次が高麗芝で、ベント芝は 高麗芝に比べ 「芝目」が出にくいと言われていますが、それでも山岳地帯のコースなどでは、「芝目」が強くなることが多く、プレーに大きな影響を及ぼすことが少なくないようです。
芝目に影響を与えるものとは?
「芝目」は ①水、② 日光、③ 風の影響で出来ると言われていますが、中でも最も影響を与えているものが ①の水とのことです。一般的には、芝目は水の流れる方向に向くとされています。すなわち、山の斜面にあるコースでは 谷側に、そして、池や川などが近くにある場合は、そちらの方向に芝目が向くということになります。
その次に影響の大きいものが ②の日光で、芝目は 午後の太陽の光の方向に 向く傾向があるそうです。つまり、南から西 の方に順目になる傾向がある訳ですね。ですからコースの方位については、把握しておく必要がありますね。
最後に③の風ですが、三つの要素の中では最も影響力の少ないものですが、常に一定の方向から風が吹いているような場所では、芝目は風下に向いていくことになり、風の強いリンクスのコースなどでは、このような芝目のグリーンが見られるという訳です。熊本でもありますよね、例えば西原村にあるグリーン◯ルカントリークラブとかは、おおよそ俵山方面からの吹き下ろしの風が吹いているため、(もちろん傾斜の影響もあるのですが)芝目は俵山からの順目になっている場合がほとんどです。
この要素の他に注意しなければならない点としては、「芝目」には強弱があるということです。例えば、要素①、②、③の方向がすべて一致している場合は、当然強い芝目になるし、逆にどの要素も影響力が小さい場合やそれぞれの要素が逆方向に向いている場合などでは、芝目が弱くなります。ですから、単純に 池などに向かって「芝目」があるといった知識だけで、どのグリーンでも同じような読みをしても 必ずしも 正しいラインが読めるという訳ではありません。各要素をトータルした、複合的な読みが必要になるという訳です。
続きは、次回で・・・。
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