アイランドグリーン(island green)

「アイランドグリーン」とは?

直訳すれば、「グリーンの島」ってことになりますが、まあ文字通りほぼ周囲すべてが池となっているグリーンのことです。

一般的にグリーン周りというのは、容易な攻略を阻むために何らかのハザードが配置されているのが普通ですよね、その究極の形が「アイランドグリーン(island green)」ということになります。グリーンが池に浮かんだ島(island)のように見えることから、そう呼ばれます。

有名な「アイランドグリーン」は?

「アイランドグリーン」といえば多くの方が思い出されると思いますが、米PGAツアートーナメントである「プレーヤーズ選手権」の開催コース、TPCアットソーグラス(TPC at Sawgrass)の17番パー3があまりにも有名ですよね。一般的なコース設計の手法では、「ハザードを回避できるルートがないのはアンフェア、というのがゴルフコース設計における伝統的・基本的な考え方」なので、どこかにハザードを避けてグリーンを攻略できるルートを作ってあるのが普通なのです。ところが、アイランドグリーンにはこれがありません。

ということで普通のコース設計手法とは異なっているため、アイランドグリーンのあるコースというのはあまり多くはありません。ところが、最近はゴルフ場も増え、コースとしての個性を出したいが為か、結構アイランドグリーンを持つコースも増えているとか・・・。善し悪しについては、コメントできません。

アイランドグリーンは、距離のないパー3に採用されることが多いようです(長くても200y以内)。アイアンで打てる距離でないと、グリーンに止めることがとても難しくなってしまうからでしょうね。