ハンディキャップ(ハンデ)についてのお話

トリビアの項目でハンディキャップについての謂れ等について記載していましたが、今日はトリビアではなく、実用的なハンディーについて記載してみますね。 あまりメジャーな話ではありませんので、意外に知らない人も多いかもしれません。参考になれば幸いです。

 

念の為に「ハンディ(ハンディキャップ)」とは?

ハンデ、正確にはハンディキャップ (handicap) は ゴルファーの技量を示す尺度で、シングル・ハンデの人は武道で言えば黒帯の人という事になるでしょう。ハンデ 5 以下の人を「片手シングル」などとも言いますし、さらにハンデがゼロの人は「スクラッチ (ゴルファー)」 と呼ばれることになります。

「同じ平均スコアの二人のハンデは、必ずしも、同じにはならない」ってことは御存知ですかね?。「えっ …、そうなんだ???」 と思う方もいらっしゃると思いますが、現実としてはそういうことになるのです。では、なぜそのようになるのか?。スコアのバラつきの大きい人、大タタキを良くする人の方が 通常は 同じ平均スコアであれば、ハンデは 低くなってしまいます。ハンデとは (計算方法の詳細は後述します) 基本的に どの位 良いスコアを出す能力があるかを 示すものなんですね。ですからスコアーにばらつきがあっても、トータルした平均が同じであれば、大叩きをした分、逆の場合はとても良いスコアーが出ているということになりますよね。結果、ハンディはいつも同じようななスコアーの人よりも低くなってしまうということになります。

いずれにしても、日本では 日本ゴルフ協会 (JGA) の規定に基づいて査定された「ハンディキャップ」が唯一のオフィシャル・ハンディキャップとなります。その取得には、以下の組織・団体の何れかに所属する必要があり、その上で 規定に従って スコアを提出する必要があるというわけですね。

(1) JGA加盟団体 (8地区連盟)
(2) JGA正会員 (加盟ゴルフ倶楽部)
(3) JGA個人会員・ジュニア会員
(4) 都道府県ゴルフ競技団体
(5) (社) 日本パブリックゴルフ場事業協会加盟ゴルフ場
(6) JGAが認めた組織・団体

つまり、「 JGAのメンバーになっているクラブの会員になるか JGA の個人会員になり、規定に従ってスコアを提出」すればオフィシャル・ハンデが取得できる仕組みなのですが、ハンデの査定は「 常に最新のスコアカード 10枚をもってなされる」 と決められていて、最低 2年間に 10枚以上のスコアの提出が求められます。(JGA の個人会員は、入会金 一万円、年会費 一万円となっていて、いろんな特典もあるので、有効活用できる人には オススメですよ)

長くなりましたので、続きは次回ということで・・・・。