本コースでのスタート前の上手な練習方法とは? 其の弐

スタート前の練習の意味(意義)を理解しましょう

前回、「軽い練習でその日のショットの傾向をつかめれば良い」とのお話をしました。

ではその上で、どのような対応ができるのかといいますと、スタート前の練習で判った「その日の傾向」に応じた攻略法を考えれば良いのです。フック気味ならフック気味の対応で、スライス気味ならスライス気味の対応で、コースに臨めば良いでしょう。

スタート前の練習の意味(意義)は、「その日のスタートを良い気分でするため」が主体で、その日のスイング傾向を見極め、その対策を考えることです。決して「十分ではないスイングの矯正のため」ではありません。それに、練習の最後に得意な番手を行うのも「今日は良い調子だ・行けそうだ」といった「良いイメージの自己暗示をかける」との意味があるのです。

もう一つスタート前の練習で気を付けなければならないことがあります。

スタート前の練習の最後をドライバーで終えないようにすること、と言うのは、ドライバーで終わるとティーショットに力みが残りがちになるからです。ですから練習の最後の仕上げは自分の得意番手にして、最終の3~5球はフルスイングではなく、短い距離(20y~50y)の打ち分けとしましょう。
短い距離を打つことで、長い距離を打った体の緊張を解き、メンタル的にもリラックスする事ができるでしょう。

出来ることなら、上記のようなスタート前の練習についての自分なりの手順というかルーティーンを決めておいて、いつも同じリズムでショットが出来るようにすることが大切だと思われます。

みんなで上手になって、ゴルフを楽しみましょう!!