ゴルフ用語辞典 フォージドアイアン(Forged Iron)

ゴルフ雑誌やゴルフ解説書、あるいはクラブのカタログ等で良く見かけますよね。「フォージドアイアン」、フォージドとはドロップ・フォージドの事で、鍛造(たんぞう)を意味します。所謂日本刀の作り方と同じような作り方で製造されたゴルフ用のアイアンという事になります。

もう少し詳しく言えば、アイアンのヘッドを作る際に軟鉄やチタンなどの材料を高温に熱しハンマーやプレス機で圧力をかけて変形・成型するという作り方でできたものを鍛造アイアンと呼びます。同様の作り方で作られるのが日本刀になりますが、これらの鍛造鉄は、初めのうちは荒い粒子の金属なのですが、鍛えることで一旦組織を壊し、均一な材質に改変させて、粘り強い鉄に生まれ変わるのです。

その昔、まだ日本のゴルフクラブの性能が今ほどよくなかった頃、高級クラブと言えば「ケネス・スミス」と相場が決まっていました。この名前はスコットランドのケネス1世に由来し、ハンサムな加治屋さんと言う意味があるそうです。これはテーラーが仕立て屋さんと言う意味を持つのと同じで、スミスは加治屋さんと言う職業名であるとのことでした。

更に詳しく調べて見ましたら、鍛造アイアンには非常に柔らかい(炭素の含有量が非常に少ない)鉄が使われます。これは、成型後(完成後)に使用者の体系・体力・スイングに合わせライ角やネックのグース、ロフト等を冷間で変更出来る様に作られているからなのです。ちょっとばかり高級な感じがするのは、このためだと思われます。要は、金銭的に余裕がないとそのような加工はしませんものね。それに、硬い材料で作られたら、強引な変形で折れてしまうかもしれませんので・・・・・・。

ただし、近年では製品完成後のライ角やロフトの調整をする事は稀になってきているようで、技術の進歩により量産が可能になって、最初から2~3種類のライ角の製品がが用意出来る様になった事などの理由により、必ずしも鍛鉄である必要はなくなって来ているようです。

という事で、フォージドアイアンについてでした。