ゴルフルールクイズ スルーザグリーン編 アンプレアブル? その弐
お待たせいたしました。ゴルフルールクイズ スルーザグリーン編 アンプレアブル? の回答編です。
解説です。動かせない障害物からの救済(規則24-2)では【例外】の項目に「動かせない障害物以外のものによる障害のためにストロークすることが明らかに無理な場合」には救済を受けることができないことが明記されています。木の根の間に球が挟まったり、スイングの邪魔になる木がある等して、明らかに打つのが無理な状況であるのならばカート道路などの動かせない障害物からの救済を受けることはできず、アンプレヤブルの処置(規則28)をとらなければなりません。
また、左打ちにすることで打てるようになる場合、その打てる状況で動かせない障害物による障害が生じていれば(カート道に脚がかかっているような状況であれば)救済を受けることが出来ますが、設問の状況では左打ちにすると打てなくはないのですから、障害が生じていない状況ということになり、救済を受けることは出来ません。
規則 24-2 救済
球がウォーターハザードやラテラルウォーターハザード内にある時を除き、プレーヤーは動かせない障害物による障害から次の救済を受けることができ、救済を受ける場合には、
(ⅰ) スルーザグリーン 球がスルーザグリーンにある時は、プレーヤーは罰なしにその球を拾い上げて、(a)救済のニヤレスポイントから1クラブレングス以内で、(b)救済のニヤレスポイントよりもホールに近づかない所にその球をドロップしなければならない。救済のニヤレスポイントは、ハザード内やパッティンググリーン上であってはならない。救済のニヤレスポイントから1クラブレングスの範囲内に球をドロップする際、球は動かせない障害物による障害が避けられ、しかもハザード内でもパッティンググリーン上でもない所のコース上に直接落ちなければならない。 以下略
例外:次の場合には、プレーヤーは規則24-2 b による救済を受けることはできない。
(a) 動かせない障害物以外のものによる障害のためにストロークすることが明らかに無理な場合。
(b)動かせない障害物による障害が明らかに不合理なストローク、不必要に異常なスタンスやスイングやプレーの方向をとることによってだけ生じるような場合。
という事でした。 もしこのような状況に遭遇した場合は、自信を持って対処してくださいね。
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