ゴルフ用語辞典 アイアン(Iron)

アイアン(Iron)を辞書で調べてみますと、以下のような記載があります。

1 【不可算名詞】 鉄 《金属元素;記号Fe:cf、steel》.

2  鉄製の器具「道具」

a 【可算名詞】アイロン、火のし、こて.

b 【可算名詞】焼印、焼き金

c 【可算名詞】 【ゴルフ】アイアン 《頭部が鉄製のクラブ;cf、wood 5b》.

d  【可算名詞】 [通例複数形で]あぶみ.

e [複数形で]足(手)かせ.  その他etc.etc 沢山の意味があります。

 

当然ですが、ゴルフ用語としては、c の意味です。さらに詳細な説明をすると・・・・

アイアン 《頭部が鉄製のクラブの奥行きが薄く、金属製のヘッドを持つゴルフクラブを総称してアイアンと言います。ただしパターを除きます。元々はクラブとしてはウッドしかなかったのですが、17世紀後半になって窪地や轍から脱出するための特殊なクラブとしてアイアンが考案されました。

次いで18世紀の中ごろ重く硬いボール「ガッタパーチャ」(※http://localhost:50650/wp/news/10878.html)が登場するとフェザーボールに比較してボールが高く上がらなくなってしまい、更に鋭いリーディングエッジでボールが切り裂かれることもなくなった為、色々なタイプのアイアンが作られるようになりました。その頃の多くのアイアンは、ほとんどが軟鉄を鍛造して作られており、その素材からアイアンと呼ばれるようになったそうです。

現在では、その素材も変わりチタンやステンレス、その他、純鉄・軟鉄・ソフトステンレス・クロムモリブデン鋼・高強度ステンレス・ハイテンションスチール等でもアイアンが作られていますよね。その構造も、ここ数年フラットバック/キャビティー/ポケットキャビティー/中空構造/キャビティ&複合金属 の5種類程に分けられるようです。

ところで、ウッドに2番ブラッシー、3番スプーンといった別称があるように、アイアンにも別称があるのをご存知ですか?。5番をマッシー、これは元はフランス語のクラブを意味する「マス」から変化したものだそうです。6番がスペード、これは農具の「踏み鍬」の形から。更に9番がニブリック(nib = アヒルのくちばし + リックlick  = ぶつ・叩く ⇒ アヒルのくちばしで打つ)との意味からきているそうです。

7番・8番は?、そうですよね、7番はマッシー・ニブリック、8番はピッチング・ニブリック、またはロフターと呼ぶそうです。更に今ではほとんど使わないと思いますが、1番アイアンは、ドライビング・アイアン、2番はミッド・アイアン、3番がミッド・マッシー、4番が、マッシー・アイアンと呼ばれていたそうです。ご参考までに・・・・・。

長くなっちゃいましたね。それではこの辺で・・・・・。