ゴルフ用語辞典 メタルウッド(Metal Wood)

「メタルウッド(Metal Wood)」を辞書で引いてみますと・・・・、

ゴルフのクラブで、通常木でできている頭部に金属を使用したもの。 といった記載があります。クラブヘッドが金属製のウッドクラブで、ドライバーとフェアウェイウッドがあります。最近は、殆どがメタルウッドになりました。主にステンレス、チタン、コンポジット(樹脂orファイバー等)等が使われています。

伝統的なウッドはパーシモン材(柿の木)などでできているのですが、パーシモン材が高騰し、代用品として金属のヘッドを使うようになり、これが一般化したもののようですね。加工技術や金属合金の進歩により、ステンレスやチタン合金のヘッドが開発されるようになったそうです。

その構造は、金属比重が大きい為、中を中空にしてポリウレタンなどの発泡剤を入れたりしてあるとのことです。この結果、ヘッドの重心位置が外側になって、スイートスポットが大きくなり、より打ちやすくなってきました。シャフトを長尺にすることでヘッドの慣性モーメントを大きく、更にロフトの角度を立てたり、はたまた従来のウッドよりもプル角度を強くしてフックフェーイスの設計となっているクラブが多くなっているようです。

つまるところ、アマチュアに多いスライサーにとって、曲がらず、より飛距離の出るクラブとしてメタルウッドのクラブは最近の主流(というかパーシモンのクラブは市場から消えてしまったようです)となっていますね。

世界初のメタルドライバーは1973年に発売されたサンケイゴルフの「ツルギ」という商品でアルミ合金で作られていました。その後各社がメタルウッドのクラブを作り始めたのですが、アメリカのテイラーメイド社ブームを作ったのはご承知の通りだと思います。