ゴルフ用語辞典 ネック(Neck)

ネック(Neck)、普通に首という意味ですよね。一応辞書で調べてみました。

 

a 日本語では頭部全体を指す場合があります。英語では頭部と肩を繋いでいる部分を言います。

b 衣服の襟、首回り または、首を思わせる細い(狭い)もの

バイオリンなどの棹、ネック(渦巻きと胴部の中間)

陸地や海等の狭い所、地峡・海峡

 

といった記載がありました。

 

ゴルフではクラブヘッドをシャフトに取り付ける根元の部分で、ソケット(接合部)とも言います。ルールブックの付属規則Ⅱ(クラブのデザイン)においてネックについてはつぎのように規定されています。

〇ネックの長さは、上端からソールまで、軸線にそって127ミリ(5インチ)以下

〇一線となってヒールを指すか、ヒールの左もしくは右側の一点を指す。

〇シャフト又はネックの軸線は、ヒールの後部との間隔が、16ミリ(0.625インチ)以下でなければなら  ない。

〇パターのネックの取り付けは自由

 

これらのネックの形状がシャフトの軸線に対して真っ直ぐになっているタイプをストレートネック、鷲鳥の首のように曲がっているタイプをグースネックと言います。最近のクラブのネックの傾向は低重心設計によるショートネックが主流のようですね。

これらの役割を考えてみれば、その理由が判るでしょう、ネックの長さは上記に記載しましたように様々です。ネックが長いとその分ネックが重くなりますので重心位置はネック寄りに、つまり重心距離の短いクラブになり、反対にネックが短いと重心距離の長いクラブになります。前者はフェースターンがしやすく操作性に優れ、後者はフェースターンをあまり使わないプレーヤーにとってはブレが少なく安定したクラブとなります。

自分のスイングに合ったクラブ選択をしたいものですよね。