ゴルフ用語辞典 ピン・プレースメント(Pin placement)

ピン・プレースメントとは、グリーン上のピンの位置設定の事になります。特にプロのトーナメントでは3~4日間で競われ、1日1日毎にその位置を変えることで、使用するクラブが変わったり、攻略方法が変わったりしますので予選の通過や決勝の日の選手の競い合いが面白くなりますよね。もちろん、アマチュアの競技(クラブ選手権とか)においても、結構難しい位置にピンが切ってあったりするようです。

通常グリーン上には最低でも4ヶ所以上のピン・ポジション区域が設定されるよう設計されているそうです。それぞれに難易度が異なり、状況に応じて戦略的にピンの位置設定をおこなうことができるようになっているという事ですね。

プレーヤーにとってこのカップの位置やコンディションがスコアの良し悪しに直結することになります。そのため、競技会などには難しい箇所に設定し、雨の日には水はけを考慮して傾斜のある高所にカップを切るなどの配慮がなされます。さらに、グリーンキーパーはカップまわりのダメージを回復させるべく、「天候」「入場組数」「曜日」などを加味しながら、毎日カップを切り直してピン・プレースメントのバランスをベストに保っているとのことです。どこにでも目に見えない所で苦労と言うか努力をされている人達がいるんですよね。感謝・感謝です。

ちなみに、グリーンキーパーの方々には、ピン・プレースメントを決めるときの法則のようなものがあるとのことらしいのですが、それは大よそ以下のような感じだそうです。※雨の日は別ですよ、基本高い処になりますのので・・・・。

①カラーからワンピン以上離す

②前日のカップ位置から5ヤード以上離す

③移動方向はホールによって右回り、左回りがある

④グリーン面の状態の良い場所に設置

 

別の言い方で、ホールロケーション(Hole location)という言い方もありますが、同じ意味です。まぁ、ルールで言えばピンを設定するわけではなく、ホールを設定するのですから、どちらかと言えばこちらの方が正し良い言い方になるのでしょうかね?

我々の世代といううか、50代以上の方々にとっては、長い間ピンポジションと言う言い方をしてきたようですので、こちらの方がそれこそ「ピン!!」と来る(笑)のでしょうね。駄洒落で申し訳ありませんが・・・・・。若い人たちはどうなんでしょうね。