なぜアウトコースからスタートするのでしょう? その壱

ゴルフ場の構成は18ホールで前半9ホールをアウトコース、後半9ホールをインコースと呼んでます。

やや不自然な感じがするのは私だけではありませんよね?

日本語の感覚では逆の言い方でしょう?

普通は、「イン・アウト」もしくは「内外」と表現します。

ゴルフプレーの場合はなぜアウトからのスタートになるのでしょうか?

 

セントアンドリュース・オールドコースは一筆書き

そもそも、ゴルフ発祥の地(諸説あります)、スコットランドのゴルフ場レイアウトがその理由です。

スコットランドのゴルフ場は「リンクス」と呼ばれ、海岸沿いの自然の地形を生かしたコース設定になっています。

プレーヤーはクラブハウスを出ると、海岸沿いを1番ホールから9番ホールへ進みます。

そして10番ホールで折り返して、18番ホールを経てクラブハウスに戻って来るようになっています。

前半はクラブハウスから出て行くのでGoing Out、後半はクラブハウスに戻ってくるのでComing In。

これがアウトコースとインコースの由来になってるわけです。

 

 

米国や日本のゴルフ場は合理主義

米国や日本のゴルフ場のレイアウトはとても合理的?です。

クラブハウスの前に1番ホール(アウトコースのスタートホール)と10番ホール(インコースのスタートホール)が並んでいます。

アウト、イン両方からスタートすることで、英国と比べると2倍の人達がプレイすることができます。

米国や日本ではゴルフ場も合理主義!?なのです。

 

加えて日本のゴルフ場のラウンドスタイルとして前半(ハーフ)を回った後昼食をはさんで後半のコースを回るというスタイルです。

スコットランドとは異なり9番(途中で)いったんクラブハウスに戻り昼食後に改めて後半を回るため、Going Out Coming In を2回繰り返している形になります。

文化の違い?プレースタイルの違い?

特に日本ではワンゲーム18ホールを食事を共にする一つの社交の場とした歴史があるようですね?