ゴルフ用語辞典 カラー(collar)

カラー(collar)

辞書を引いてみますと、Collar:・首輪・・継ぎ輪・襟・襟回り・鍔・保護する・(犯罪者を)逮捕する etc etc・・・・・。となっています。

ゴルフ用語としては、「カラー(collar)」は、グリーンの周囲を囲むように設けられた、芝を短く(グリーンよりは長く、フェアウェイより短い程度に)刈り揃えた区域のことで、幅はおおよそ30~50センチほどになっています。 洋服の襟(カラー)ようにグリーンのまわりを取り囲んであるところからついた名前だと思われます。

ただし、英語では「エプロン(apron)直訳は、前掛け・前舞台」、または「フリンジ(fringe)直訳はへり・外べり・外辺 」というのが一般的なようですね。カラーと呼ばれることもあるようですが、英語の「collar」は必ずしも芝を短く刈っている部分を指している訳ではなく、例えラフでもグリーンの周囲部分はすべて「collar」と呼ばれるようです。
カラーの設置目的は、グリーンを”的確にとらえた”ショットが、グリーン外に転がり出るのを防ぐため、あるいは、ナイスショットとミスショットの差異をはっきり出すため、ということになります。

 

カラーからのショットとその対策

カラーにボールが止まっているということは、グリーンに乗っていないことになります。そのため、カラーからのショットはパッティングではなく、アプローチということになります。「アプローチならばウェッジショットを打たなきゃ・・・」で、挑んだあげくが思わずトップしたり、逆にダフったり思わぬミスを誘発してしまったってことありませんか?。

何故そうなるのかと言えば、「アプローチはウェッジ」という凝り固まった考え方がまかり通っているため、パターでも手にしていれば、それは「びびってる」とか「アプローチが下手」ということを周りに表明しているような雰囲気になるわけです。これがカラーからパターを使うことを多くのゴルファーに躊躇させている一番の原因では無いかと思われます。

そんなことは気にせず、パターで寄せるべきなのですけどね・・・。

もちろん全く気にしない人達もいるのですが、大半は「アプローチはウェッジ」の呪縛がとけずにアプローチショットに果敢にチャレンジしてしまい、冒頭で申し上げた様なミスを犯してしまうはめに陥ってしまっているようです。ところが、これが上級者がパターを持っていると先ほどの「びびっている」とか「アプローチが下手」とは全然逆の雰囲気と言うか、意味になってしまうから不思議ですよね。「狙っているな」という風になるから、おかしなもんです。

現実問題としては、パターで打った方がウェッジショットよりも遥かに易しいショットになるので、初心者もパターを使うべきだと管理人は思います。もちろん状況によっては、アイアンでのアプローチの選択肢が無い訳ではありません。これにはちょっとしたテクニックがあるのですが、別の機会にさせて頂きます。