「グロス(gross)

グロス(gross)」:辞書で時調べてみますと、

【名詞】
[the gross]  総体・総計、[ラテン語「厚い・大きい」の意] グロス(12ダース・144個) 等が記載されています。
ゴルフ用語としましては、スコアーに関する言葉になります。ストロークプレーのスコアには、3つの種類があります。その中で何も手を加えていない、打った打数そのままのスコア、それが「グロス(gross)」になります。もう少し詳しく言えば、グロスは実際に打ったストロークと、すべてのペナルティストローク(OBやロストボールなどの罰打)の合計ということになります。

このグロスから、そのプレーヤーのハンディキャプを引いたスコアが「ネット」ということになる訳です。ハンディキャップを用いた競技では、このネットが正式スコアということになります。

ちなみに、3つ目のスコアは「アジャステッドグロス(adjusted gross)」と呼ばれるスコアーです。これは、競技成績のためのスコアではなく、各個人のハンディキャップを算出するために、一定の基準で調整(adjusted)されたスコアのことになります。

このスコアを元に、さらにコースの難易度を加味した数値が算出され、それが5ラウンド分(10ラウンドのうちのベスト5を選んで)あってはじめて、ハンディキャップの数字が出るようになっているのです。