誤解されやすい基本 19 パットは真っ直ぐ引いて・・・・・。 その参

プロゴルファー達はどのようにしているのか?

それでは、この部分についてトッププロたちはどのように考えているのでしょうか?。多くのプロたちはあまりこの「真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出す」ということについて意識していないようです。意識してしまうと還ってストロークの軌道が不安定になってしまうというのがその言い分らしいのですが・・・・。

ではプロ達はどのような意識でトーナメントを戦っているのでしょうか?。以下の様な09年の週刊ゴルフダイジェスト1月20日号での調査結果が出ていました。(日本のプロゴルファー50人の軌道を調べた結果)

イン トゥ イン ・・・・・・・・・・  10%       ストレート トゥ ストレート ・・・・・・・・・・・ 20%

イン トゥ ストレート ・・・・・・・・・・・ 66%

だったそうです。

なぜこの様な結果になったのでしょうか?。多くのプロはスイングの不自然さを嫌って「イン トゥ イン」に引かず(意識しすぎるとテイクバックでアウトサイド気味に引いてしまいそうだから)、フェイスをスクエアー(真っ直ぐに当てること)にインパクトして、その後に長く押し出す意識があるからだと思われます。

これはインパクト後にできるだけ長く押し出すことで、方向性を良くしようとの意識があるからだと思われます。アイアンショットの方向性を出す際の「インパクトゾーンをできるだけ長く」というのと同じ考え方によるものでしょう。またその際にはボールの位置も重要な要素のようで、多くのプロが左目の下(右利きの場合)か、もしくはさらにボール1個~2個左にセットしているようです。

不思議ですが、体の中央や右寄りに置くよりもやや左に置いた方がヘッドを真っ直ぐに出しやすいようです。(自分でやってみれば判りますよ)

何れにしても、パットの際に最も重要なのはインパクトの瞬間にクラブフェイスの向きがターゲットに対してスクエアーになっていることであり、これは各ゴルファー個人個人の体格や癖、スタンスの重心位置などによって異なるので、それぞれの要素(ボールの位置・重心位置・体重配分・頭の位置等)を考慮し、最も自分にとって自然なスイングしやすい(再現性が高い)ストローク・軌道見つけ出していただきたいと思います。

以上、参考になれば幸いです。