ゴルフ用語辞典 2ショットスウィング(2shot swing)

2ショットスウィング(2shot swing)

優勝争いをしている2人のプレーヤーが2打差だったとして、トップのプレーヤーがボギー、2位のプレーヤーがバーディだと、1ホールで両者のスコアが並ぶ事になりますよね。あるいは、1打差なら一気に順位が入れ替わる事になってしまいます。このように、1ホールで2打差が一気に詰まることを「2ショットスウィング(2shot swing)」といいます。この場合の「swing」は、クラブを振る意味のスイングではなく、「変化する」という意味の方で使われています。ちょっとややこしいですよね。

自分がボギーを打ってしまうと、1ホールで追いつかれてしまうというプレッシャーは、試合の後半になるほどトップのプレーヤーに重くのしかかってきます。トーナメント終盤で思わぬ逆転劇があるのは、こうしたプレッシャーと無関係ではないと思われます。この辺のプレッシャーとどのように付き合えばいいのでしょうね?。我々アマチュアのゴルファーにはあまり関係のないことでしょうが、似たような状況にはまま出会うことがありそうな気がします。そんな時に役立ちそうなんですけどね。

ちなみに、プロトーナメントで2ショットスウィングが起きやすいのは、圧倒的にパー4のホールになります。なぜなら、プロの場合、パー5でどちらかがボギーを打つ可能性はとても低く、逆にパー3ではどちらがバーディを穫る可能性がパー4ほどには高くないからです。ということは、最終ホールがパー5のコースより、パー4のコースのほうが、トーナメントとしてはスリリングな展開が期待できるということになりますね。