出べそ(playing from outside teeing ground)

ティグラウンドにあるティマーカー(tee markers)は、ティショットの区域を示す目印となっています。ルール上ではティマーカーを結ぶ線より前(グリーン側)にティアップしてプレーすることはできませんティマーカーの前にティアップすることを、日本では俗に「出べそ(playing from outside teeing ground)」と呼びます。なぜそう呼ぶかって?、それは説明するまでもないでしょう。

出べその状態でプレーしてしまった場合、そのホールを終了する前に、2打付加して正しい区域からティショットを打ち直さなければなりません(出べそのストロークと、誤りを訂正するまでの間のストロークはカウントされません)。誤りを訂正せずに次のティグラウンドからストロークをしてしまうと、競技失格となってしまいますので、注意しましょうね(ストロークプレーの場合)。もちろんこれは公式競技の場合ですが、プライベートでも基本的にルールとして適用されていますので、口やかましい人とのプレーでは注意するに越したことはありません。 友達同士であれば、なかったこととして打ち直しで許してもらえるかもしれませんけどね。

ちなみに、ホールの全長はティマーカーの位置が基準点ではありません。ホール長の基準となるところには、ホールの長さとパーの数を書いた目印(立て看板や埋め込みプレート)が必ず設置してあります。パー3のティグラウンドで、プロが歩測をしていることをたまに見かけると思いますが、あれはホール長の基準点とティマーカーまでの距離を測っているとう言うわけですね。ホールによってはその距離表示とティマーカーの位置が、1番手以上の飛距離差ということもありえますので、われわれアマチュアも注意が必要だと思います。

これまで全く気にしていなかった人達は、次回のプレーの際には各ホールごとの基準点を探してみてはいかがでしょうか?。