ゴルフ用語辞典 ドライビングアイアン(driving irons)
ドライビングアイアン(driving irons)
「ドライビングアイアン」は3番より上のアイアンのことをいい、通常は1番アイアンのことを指します。使いこなせると凄く格好良いし、これほど頼もしい武器もないと思われますが、大体の場合においてはバッグの飾りとしてつかわれているのがロングアイアンではないでしょうか?。使いこなせている人は極稀れだと思われます。
風の強い日のティーグランドでこの風に負けない強い弾道の球を打つのには最適なのが、1番アイアン(ドライビング アイアン)でしょう。低い弾道で飛んでランも稼ぐことが可能ですので、今の風の影響を受けやすい高弾道になっているドライバーでは打てないような使い方でティーショットが打てます。ほかのメンバーをしり目に1番アイアンでのティーショットが決まれば、とってもかっこ良いですし、憧れですね。
パワーが無ければ球がつかまらないし、上がらない・・3Iでさえ手を焼いているのに、その上になるとどうなることやら・・・。というのが1番アイアンではないでしょうかね。ヘッドスピードが最低でも45以上あるようなアスリートゴルファーであれば、バッグに入れても良いと思われます。それ以外の人は5Wかユーティリティーを使った方が無難でしょうね。
アイアンセットは5番アイアンから(最近はユーティリティーの発達等で6番からのセットも珍しくありませんが)、というのが定着したのは、ゴルフの歴史からすればごくごく最近のことなのです。少し前(5~10年前位)ならば、一般アマチュアでも3番アイアンからのセットを使うのが普通で、アスリートゴルファーなら「ドライビングアイアン(driving irons)」を入れているということも別に珍しい現象ではありませんでした。
ドライビングアイアンの利点は、ロフト角度が立っているため(16度前後)ボールが「上がりづらい」ことです。フェアウェイウッドやユーティリティは、ボールが上がりやすいのでやさしいのですが、反面、ボールを低くコントロールするのは難しくなります。風の強い日などは、ドライビングアイアンを含む、ロングアイアンのほうが方向も飛距離もコントロールしやすくなります。ですが難点は、使いこなすには相当なヘッドスピードが必要になるということです。従って、プロゴルファーやアスリートゴルファーの中でも、本当にドライビングアイアンのメリットを感じられるプレーヤーは、そんなに多くはないのではないでしょうか?。
石川遼が使用している「ゼロ番アイアン」も、ドライビングアイアンの範疇に入ると思われますが、全英オープンのような、風の強いリンクスコースでは、かなりの武器になるのは間違いないでしょう。
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