ゴルフ用語辞典 バックスピン (backspin)
バックスピン (backspin)
バックスピン(backspin)をググってみると・・・・、以下のような解説が出てきますね。
ボールが打球の飛ぶ方向と逆の方向に回転すること
ボールの逆回転の事。 バックスピンは、空中に浮き上がる力、グリーンに落ちてからボールを止める力等になる。
シュートやパスの時にボールに逆回転をかけること。
「バックスピン(backspin)」を定義すると、「クラブのロフトにより生じる飛球方向とは逆向き(かつ垂直方向)のボールの回転」ということになりますかね。
バックスピンにより、ボールには揚力が発生することになります。簡単にいうと、バックスピン量が多いほど、発生した揚力によりボールは高く上がることになります。近年、「低スピン」がドライバーの売り文句になっているのは、一般ゴルファーのドライバーショットはバックスピンが必要以上に多く、ボールが「上がりすぎて」(※吹け上がってしまって)飛距離をロスしているという前提があるからなのです。「低スピン」ドライバーなら、バックスピン量が適正になり、揚力も抑えられて吹け上がることなく、結果飛距離も伸びるということになるわけです。
また、バックスピン(垂直方向)はサイドスピン(回転軸の左右の傾き。これによりボールは左右に曲がる)を相殺する効果があります。クラブのロフトが多いほどバックスピンはかかりやすいので、ロフト角の大きいショートアイアンはボールにバックスピンが強くかかり、その結果曲がりにくくなるということになります。
ちなみに、バックスピンはパターでも発生しているのです。1度でもロフトがあるとボールには必ずバックスピンがかかります。パターには通常3~4度のロフトがあるので、当然、バックスピンはかかるのですが、ボールとグリーン面との摩擦により相殺されてしまい、打ち出し直後の数センチは「無回転」状態で芝の上をスリップしながら進むことになります。その後、順回転に変わって行くようになっています。
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