誤解されやすい基本 41 バンカーショットは難しい!?

さて、皆さんはどうですか? バンカーショット。結構苦手としている人は多いような気がしますが、いかがでしょう?

私にとってはと言いますと、どちらでもないですね。苦手でもなく、と言って得意と云う訳でもありません。もちろん、バンカーでの苦い経験は沢山あるのですけどね・・・・・・。初めのうちはバンカーに入れてしまった時はとっても嫌でしたよ。トップするか、大ダフリとなるかの確率が大変高かったからですね。もちろん上手くいく場合もあるのですが、圧倒的にミスの場合の方が多かったということです。

では最近なぜ、苦手でもなくなったのか?バンカーショットは苦手ではなくなったの?という話です。その秘密(ちょっと大げさです)が今日の本題です。

多くのゴルファーが経験し、その記憶を持っていらっしゃると思えるバンカーでの失敗体験ですが、その原因をしっかり検証していますか?多くの場合はこの「しっかり検証」をしないで「やっぱり、バンカーは難しいや」で終わってしまったまま過ごしていらっしゃるのではないのでしょうか。

今日はこの辺について、じっくり検証してみましょうかね。

バンカーショットでミスをする原因、及びそのミスによる結果とは?

バンカーショットでのミスの原因は2種類、そのミスによる結果としては3種類しかありません。

1つ目は、エクスプロージョンショットを打つのに砂を取りすぎて(打込み位置が手前過ぎて)しまい、高さと距離を思った程出すことができず、再度バンカー内からのショットが必要となる場合です。

2つ目は、ショットの際にクラブヘッドが直接ボールに当たり(トップ気味で)、土手に当たってしまいバンカーから出せず、元に戻ってきた場合です。

3つ目は、2番目と同様にショットがトップ気味にボールを捉えてしまい、土手に当たらずグリーンをオーバーしてしまう場合です。

まず、最初の砂を取りすぎてバンカーから出せなかった場合ですが、なぜ取り過ぎてしまったのか?という根本的な原因の究明よりも先に「あれだけ力を入れたのにもかかわらず、出なかった。もっと強く力を入れて打つべきだった」といった方向へ考えが行ってしまいがちです。根本原因である打込み位置(ボールの手前5~15㎝付近※打ちたい距離・高さで異なります)のミス究明の方へはなかなか考えが行かないようですね。

特にエクスプロージョンショットの場合、「砂の爆発力でボールを出す」といったイメージがあって、エクスプロージョンショットはすごく力がいるといったイメージに陥りやすいようです。エクスプロージョン(英語の意味は爆発)という、この言葉の持つイメージがそんな思い(イメージ)を描き易くしているのでしょうかね。

この様なイメージがある為に、強く打とうとして腕や手首に必要以上の力が入って、クラブヘッドのスピードを遅くさせることになってしまい、結果的にバンカーでのミスに繋がってしまっているということのようです。

前回の 誤解されやすい基本 40 でもお話ししましたが、クラブのバンスをうまく使えばバンカーショットは楽に打てます。基本は、「クラブヘッドがボールの2~3センチ下をバンカー面と平行に動いてゆくように振ればよい」と言うことですね。そうすれば、自然にボールは上がります。力は要らないのです。

その時の砂が一緒に飛び出す状態が「砂が爆発している」ように見える(あくまでも見えるだけですよ)のであって、決して「力を入れて爆発させている訳ではない」ということなんです。

長くなりましたので、続きは次回と言うことで・・・・・。お楽しみに。