KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日成績上位者・熊本県出身プロの成績

2013年度LPGAツアー第7戦『KKT杯バンテリンレディスオープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会最終日。熊本県菊池郡の熊本空港カントリークラブ(6,455Yards/Par72)

天候:晴れ、気温:14.0℃、風速:3.4m。昨日と違い天候は回復したものの、風が冷たく寒さの残る最終日。優勝争いは大混戦となり、迎えた18番・パー5。最終組の一つ前の組で回っていた笠 りつ子 プロが地元の意地を見せて3オン、残り8m強のバーディーパットを見事に沈めて首位の佐伯 三貴 プロと並んで地元のファンを大いに沸かせ、最終組の佐伯 プロのプレイを待つ展開となりました。

一方、第二打地点で笠 プロのバーディーを見ていた佐伯 三貴 プロ、結構プレッシャーかかっているのではないかと思われた第3打、これを見事にピン横1メートルにつけるスーパーショットを見せたのでした。結果、この短いパットを決め、バーディーとして、笠 りつ子 プロを振り切り、優勝を勝ち取りました。これで昨年の11月以来となる、ツアー通算6勝目を獲得しました。2打差の3位には酒井 美紀 プロが入りました。

地元のファンとしては、プレーオフを期待していたのですが、佐伯 プロのここしかないという見事な3打目で、バーディーチャンスに付けられ、ラインも素直でまっすぐな感じでしたし、「外しようもないな~、でも、もしかしたらプレッシャーで外すかも」との淡い期待もすんなり裏切られて、決められてしまいました。

結果はざんねんでしたが、笠 りつ子 プロの地元勢としての意地も見せてもらいましたし、あのプレッシャーの懸る場面で見事なショットを放った佐伯 プロに「あっぱれ!」を進呈したいと思います。

試合終了後のインタビューで、笠 りつ子 プロは次のように答えていました。

「(最終ホールのバーディーパットは)9メートルくらい。狙ったところに思い切った強さでいきました。ここ最近、18番をいいパッティングで終われているので、次に活かしていきたいです。今週は(優勝副賞の)ベンツが欲しかったので、絶対勝ちたいと思ってました。練習ラウンドのときから強い気持ちで回ろうと思っていたので。(同郷の先輩・古閑美保さんには)まだまだだと思われてるんじゃないかな。早く認められたいと思うので、今年一年で認めてもらえるように頑張りたいです」。

次回以降に期待したいと思います。がんばって!! 応援してますよ。

 

そのほかの熊本県出身プロの成績は、以下のとおりでした。

11位タイ(+2)に一之瀬 優希 プロ、2打差21位タイ(+4)に豊永 志帆 プロ、さらに一打差26位タイ(+5)に青山 加織 プロ、47位タイ(+9)に大山 志保 プロ・不動 裕里 プロの二人といった結果でした。

昨日2位に付けていた一之瀬 優希 プロは、優勝争いを期待していたのですが、今日+4と伸ばせず、ちょっとばかり残念でした。