ゴルフの科学的考察 パッティング その六ー2
前回からの続きです。パッティングにおける科学的法則とは?
これは「傾斜が同一なグリーンで二つのボールが同一線上にある場合は、二つのボールがカップインするラインは相似形になる」と言うものです。
もう少し正確に記載すると、「条件が同じグリーン上でボールからカップまでが同一線上にあるボールの場合、実際のカップ、遠い方になるボール、その仮想カップ(傾斜を考慮して目標とする仮のカップの位置)が作る三角形と、近い方にあるボールが作る同様の三角形は相似形になる」と言うことです。※ラインが相似形になる訳ではありませんよ
言葉で書くと難しそうですが、上記条件でAさんのパッティングラインで想定した仮想カップは実際のカップより30㎝ほど右でしたから、貴方のボールはその半分の距離(3m)だったのでAさんの半分の15㎝ほど右に仮想カップを設定すればよいということになります。(打出し角度は相似形ですから同じになります)
そうです!、距離に比例させて仮想カップの位置を設定すればカップインすると云う訳です。もちろんタッチも同じように比例させなくてはダメですよ。
と言うことはですよ、もし仮にあなたのボールがAさんの立場であった場合は?・・・・、そうです!逆に半分の位置からラインを読んでみれば良い訳ですよね。その倍の位置に仮想カップを想定すれば良いと言うことになります。更に応用すると、同一ライン上の人がいない(自分一人の)場合でも、同様にしてラインを読めばよいということになりますよね?
即ち、遠い方から見た仮想カップと、半分の距離から見てその倍の位置に想定した仮想カップが同じになれば、遠くから見たラインはかなり正確であるということになる訳です。
プロのトーナメントで多くのプロがグリーン上でやっているでしょう?半分ほどの所でラインを読んで確認している姿を見かけると思うのですが・・・・・。
お判りになりますよね。説明が下手で申し訳ありません。距離が半分なのですから、タッチは半分で、打出し角度は同じ、頂点の位置は当然異なりますが・・・・・。
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