ゴルフ ルールクイズ グリーン編 ボールの取替

さて、ルールクイズにチャレンジしてみませんか?本番のコースでも良くある?風景では・・・・・・、ないですね。しかし、起こり得るシュチエーションですので、ルール上どのようになっているのか知っていて損はありませんので、考えてみてください。

状況は以下の通りです。トラブルが続いてやっとの思いでグリーンオンした、貴方。気分を変えてみようとボールを赤のカラーボールから、冷静にプレーしたいと思ってブルーのボールに取り換えてみました。この場合のルール上の処置として正しいのは次の内どれでしょうか?

①同伴競技者に確認をとれば取り換えることができる。

②グリーン上で拾い上げたボールは取り換えることができる。

③正当な理由なしではボールの取り換えはできない。

 

 

 

 

正解は・・・正当な理由なしで球の取り替えは出来ない。2打罰 という事で③となります。

【解説】
ホールのプレー中はたとえ拾い上げている時でも正当な理由なしに球を取り替えはできません。では正当な理由とは?、『プレーに適さない』ほどに傷ついたり変形したりした球の場合です。このような場合には同伴競技者かマーカーに確認をとってから取り替えることが出来ます。気分転換といった理由で取り替えることは認められません。

規則5-3(球)プレーに適さない球

球が切れたり、ひびが入ったり、変形しているのが見てわかる場合、その球はプレーに適さない球である。(a)泥や他の物が球についているとか、(b)球の表面に掻き傷や擦りキズがあるとか、または(c)ペイントが剥がれたり色があせているという理由だけでは、その球はプレーに適さない球とは言えない。プレーヤーは、プレー中のホールで自分の球がプレーしている間にプレーに適さなくなったと思う理由があれば、プレーに適さない球であるかどうかを見定めるためにその球を罰なしに拾い上げることができる。

球を拾い上げる前に、プレーヤーはマッチプレーでは相手に、ストロークプレーではマーカーか同伴競技者に球を調べる機会を与えるとともに、球の拾い上げとリプレースにも立ち会う機会を与えることが条件となる。規則5-3い基づいて拾い上げた球は拭くことができない。

プレーヤーが前期の手続きをすべて、または、1つでも踏まなかった場合、あるいはプレーしているホールのプレー中に球がプレーに適さない球になったと信じる理由なしに球を拾い上げた場合、プレーヤーは1打の罰を受ける。

その球がプレー中のホールでプレーしている間にプレーに適さない球となったことが認められた場合、プレーヤーは別の球に取り替え、その球を初めの球があった所にプレースすることができる。プレーに適さない球となったことが認められなかった場合は、初めの球がリプレースされなければならない。球の取り換えが認められていないのにプレーヤーが球を取り替え、間違って取り換えられた球をストロークした場合、プレーヤーは規則5-3の違反に対して一般の罰を受けるが、規則5-3(1打の罰)や規則15-2による罰は追加する必要はない。

ストロークの結果、球がいくつかに割れた場合、そのストロークは取り消され、プレーヤーは、初めの球がプレーされた所のできるだけ近くで(規則20-5参照)、球を罰なしにプレーしなければならない。

ちなみに、規則15-3の違反の罰は、マッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2打罰となります。

15-2 取り換えられた球

1ホールのプレーを終えるために他の球をプレーしたりドロップやプレースすることがプレーヤーに許される規則に基づいて処置する場合、プレーヤーは球を取り替えることができる。その場合、取り替えられた球がインプレーの球となる。

もう少しありますが・・・、省略します。

例外:プレーヤーが誤所からストロークを行ったことに対する罰を受けた場合、規則で許されていないのに球を取り替えたことに対する追加の罰はない。