ゴルフの科学的考察 緊張回避の知恵(プレッシャーを撥ね退ける方法) その弐
前回に引き続き、緊張回避の知恵(プレッシャーを撥ね退ける方法)についてです。プレッシャーを感じている時の症状・スイングの変化についての今日はその弐です。
②打ち急ぎ
この場合のプレッシャーは「失敗するかもしれない」といった恐怖心からくるものです。その為「早くこの恐怖から逃げ出したい」、あるいは「早く結果を知りたい」といった意識が無意識の中で起こり、肩の回りが浅くなったり、トップからの切り返しが速くなったりといったことが起こります。
結果から言えば、この様なプレッシャーを感じている時こそ普段の自分のリズムとテンポを思い出し、上体をゆっくり回すようにすれば良いという事になります。
③当てにいく
この場合のプレッシャーは「上手くボールに当てることができるのだろうか?」といった不安からのものになります。その為、ボールに当てに行ってしまうことになってしまうのです。ゴルフのスイングはクラブヘッドが加速しながらインパクトを迎えなければなりません。なのに、当てに行ってしまっては、クラブヘッドの加速を望むべくもありませんよね。
結果から言えば、こういった癖がある人は、とにかくフィニッシュまで振り抜くことを意識するべきでしょう。普段通りに振ることができれば、ボールにも当たります。自分を信じられなくなってしまえば、どんなプロだってミスをしてしまいます。自分を信じて思い切り振り抜きましょう!。
①グリップを強く握る。②打ち急ぎ。③当てにいく。という症状について記載してきましたが、悪いことにこの3つは、同時に起こる場合が多いのですよね。ですから、プレッシャーを感じた時には、「グリップを緩く握り、しっかり上体を捻って打ち急がずに、フィニッシュまでクラブを振り切ること」という事だけを考えれば良いことになります。
結果を気にしすぎないことも大事でしょう。ミスをしたところでたかがゲームですし、命を取られるようなこともありませんので、ある意味開き直って、プレーしてみるのも一興でしょう。
という事で、如何でしたでしょうか?緊張するなとは言えませんし、して当たり前ですが、対処法を知っているのといないのでは大分結果が違ってくると思います。
皆さんのスコアーが良くなりますよう、祈念しております。
関連記事
この記事を読んだ方へおすすめの記事はこちら