ゴルフの科学的考察 手軽にできるトレーニング その七
もう一つのTV中継の視方!?
前回は体の一部に焦点を当てた見方についてお話をしましたが、もう一つプロゴルフトーナメントのTV中継の視方があります。どのような視方か?といいますと、「バーチャルでTV上のプレーヤーになってスイングやコース攻略法を検討してみる」といった視方です。
例えばですが、TV上の石川 遼 プロになったつもりで、中継されているコースのホールを回ってみるのです。当然ですが技術も違いますし、あくまでも自分の頭の中でのプレイですので、TVの結果とは違います。では何を注意すればよいのでしょう?
ズバリ!、「想定したプロになったつもりでその心理状態を想像して視る」のです。勿論、自分にはそのなったつもりのプロの技術はありませんが、心理的に状況を重ねることは左程難しくはないと思われます。遼君の飛距離でティーショットを打ってみましょう。ロングホール・Par5やや左ドッグレッグ、遼君ならぶっ叩いて320yのショットでフェアウェイやや右に行けば2打目でツーオンが狙える。ただし、右の林は入ってしまうと厄介だからややドロー気味の球筋で・・・・・・、などとやってみるわけですね。
セカンドショット等も同様にやってみます。そうして特にグリーン上でのパッティングの際は、トーナメントの順位なども考慮して、「ここでこのバーディーを決めれば順位が〇位にあがって、優勝争いに絡めるパットになる。」などと結構しびれる状況をイメージすることも可能ですよね。これは自分の見ているプロにかなりの強さで感情移入しているという事ですので、ただ見ているよりは、より強い感情を持った記憶として頭に残ります。
これを色々なプロになって繰り返していけば、この「より強い感情を伴った記憶の引き出しが増える」こととなって、実際の自分のプレーの際に、こんな時はあのプロだったらどうしただろう?と様々なプロの対処法が浮かんできて、その際のショットの成功確率も高くなると云う訳です。
どうでしょうか?参考になりましたでしょうかね。TVのゴルフ中継が今よりちょっとばかり面白くなってくるものと思います。皆さんの更なるゴルフの上達を記念しておりますよ。
関連記事
この記事を読んだ方へおすすめの記事はこちら