ゴルフ用語辞典 ライトニング(Lightning)
ライトニング(Lightning)を辞書で引いてみますと、以下のような記述があります。
【名詞】【不可算名詞】
稲光・電光・稲妻 〔類語〕⇒ Thunder
ゴルフ場でのライトニングは勘弁してもらいたいですよね。特に解説は要らないと思いますが、いくつか記載すべきことがあります。ルール第6条8-a には、プレーの中断・プレーの再開についての記載があります。
6-8-a 中断が認められる場合
プレーヤーは、プレーを中断してはならない。ただし次の場合を除く。
(ⅰ)委員会がプレーの中断を指示した場合。
(ⅱ)プレーヤーが落雷の危険を感じた場合。
(ⅲ)プレーヤーが疑問点や争点について委員会の裁定を求めている場合(規則2-5、規則34-3参照)
(ⅳ)その他例えば急病などの正当な理由がある場合。
悪天候はそれ自体プレーを中断するための正当な理由とはならない。
という事で、プレーヤーは雷の危険を感じた時にプレーを中断することができます。これはプレーを中断する信号が出ていなくても「付属規則ⅳ」で「雷避け対策」を勧告し、「雷鳴中はプレーを中断できること」を示唆しています。
ここでちょっと屁理屈を述べてみたいと思います。まあ、気軽な感じで読んでいただければ幸いです。
どうでしょう?ライトニングの意味は冒頭で記載したように「稲光・稲妻」の事なんですが、JGAでは雷・もしくは雷鳴と解釈しているようです。これは冒頭で記載した類語のThunder(サンダー)の方の意味ですよね。本来のライトニングとはLight(光)に由来しており、明るくなるという意味でしょう。
雷という場合は「Thunder」なのですが、元の意味は「ton」(音を表す)から派生している言葉になります。雷から避難する場合、「雷鳴が聞こえた時には、すでに落雷の危険域に入ってしまっている。」という事をきちんと認識していましょうね。音が鳴ってから避難していたのでは遅いと云う訳です。
その他、雷からの避難の際の心得を記載しておきます。常識とちょっとばかり違いますが、こちらが本当ですよ!。
緊急避難時の心得
・樹木(小枝や葉も含めて)の4m以内に近づかない。木のそばへの避難は、自殺行為。
・雨が降っても、絶対に傘はささない。ピッケルを頭より高く持ち上げない。
・雨が降っても、絶対に傘はささない。ピッケルを頭より高く持ち上げない。
(20cmの高さの差が、生死を分ける場合もある。)
・釣り竿、ゴルフクラブなど長い物体は、素材に関わらず、体から離して地面に寝かせる。
・ゴム長靴・ビニールレインコートを身に付けていても、少しも安全にならない。
・金属類は、そのままを身につけておいても雷を引き寄せない。※1
・ゴム長靴・ビニールレインコートを身に付けていても、少しも安全にならない。
・金属類は、そのままを身につけておいても雷を引き寄せない。※1
身につけた金属類(ヘアピン、アクセサリー、金具付きの服・下着、カメラ、ラジオ、水筒など)に気を払うより、安 全度の高い場所に一秒でも早く逃げることが先。
※1 金属が雷を引き寄せるため、体からはずす様に言われてましたが、全くの誤りだそうです。落雷時に、人体 より電気の流れやすい金属周辺の皮膚に軽度のやけどは負いますが、雷の電流の多くが金属に流れる分、 人体を流れる電流が減り、生存確率は上がるとのことです。
・低い姿勢を取る時は、寝そべらず、両足の間隔を狭くしてしゃがみ、指で両耳穴をふさぐ。
(足を広げておくと、落雷時に地面を流れる電流が体を流れ、負傷する。)
いかがでしたでしょうか? 少しは為になったでしょうか?いずれにしろ、雷には会いたくないですよね。
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