ゴルフ用語辞典 ノータッチ(No Touch)

ノータッチ(No touch)を辞書で調べてみますと、以下のような記載があります。

〔和 no+touch〕 和製英語

① 触っていないこと。
② ある事柄に関与していないこと。
という事なので、ゴルフ用語として検索してみますと、以下のようになります。

プレー用語・不可触ルール

ボールに触らずあるがままの状態でプレーすること。
ゴルフでは『あるがまま』でプレーするのが原則です。しかし、多くのゴルフ場ではプレー速度・フェアーウェイの芝の保護等の理由(配慮のため)で『6インチの幅でなら好きなように動かして良い、とするもので競技などでは使用されることはありません。

 

別の辞書では、

サマールール (Summer rules) のことで、ボールに触らず、あるがままの状態でプレーすることを言う。 6インチリプレースというルールは、ウィンタールール (Winter rules) になる。公式競技が、すべてノータッチであることは言うまでもありません。

 

まあ、記載されている通りインプレーのボールに対し、手を触れないでプレーすることを再確認するローカルルールという事になります。日本では結構な数のコースで「フェアーウェイ6インチプレース OK」といったローカルルールを採用しているところがあります。あくまでもローカルルールですし、基本は不可であることを頭に置いてプレーすべきだと思われます。

そういった訳で、競技になれば、主催者側もスタート前に「ノータッチ」であることをわざわざ確認するといった事になってしまっているという事ですね。

ちなみに、ゴルフの本場であるイギリスで行われた競技で、日本人プレーヤーが「今日はノータッチですか?」といった質問をして不思議がられたというエピソードがあったとかなかったとか・・・・・。まずは、「ノータッチ(No touch)」という言葉自体が和製英語であり、通じないという事、併せて、上記に記載したように6インチリプレースというルールが日本だけのものであったという事で、相手には当然のことながら理解できない(通じない)といった結果になってしまったという事ですよね。