誤解されやすい基本 60 高速グリーンのボールは遅い! 其の弐
前回からの続きです。
高速グリーンなのですから、当然ボールは普通のグリーンより早く転がる・・・・。そう思っていませんか?
との問いかけまででしたね。
「えっ!!違うの?」、そう思った貴方は、ボールが転がるスピードをイメージしてのパッティングで距離感を出すことは、「できません!」 なぜなら、高速グリーンではボールの転がる早さはゆっくりになるからです。????
高速グリーンはボールのスピードが遅くなる!?その理由は、
よ~~く、落ち着いて考えてみましょう。
高速グリーンと呼ばれるようなグリーン上では、通常5メートル転がるようなパッティングだと、7~8メートル程転がってしまいますよね。当然ですが、ころがり抵抗が少ないわけですから・・・、だから「高速グリーン」と呼ばれている訳です。
同じ距離を転がそうとすると、「高速グリーン」では普通のグリーンと比べてその分タッチが弱くなりますよね!?したがってタッチが弱い分ボールの転がるスピードは遅くなります。遅くなりますが、なかなか止まらないでとろとろとカップまで転がって行くのですね。
勿論、同じタッチで打ったボールが同一地点を通過する場合のスピードは、高速グリーンの方が早いのですが・・・・・。
「高速グリーンだから、早く転がる。」というイメージを持っておられるなら、その認識を一度改める必要が有ります。ボールのスピードが遅くなるわけですから、その分、よりグリーンの傾斜などの影響を受けやすくなって難しくなると言うことです。
このようにゴルフには多くの誤解(!?)されやすい事柄があります。判っているのといないのでは、モロにスコアーに影響が出ますので、できるだけ誤解は無くしましょう!