ゴルフのトリビア 「ブービー賞」について 2
「最下位から2番目」という意味になった理由
前回に引き続き、何故日本では「ブービー賞」が最下位から2番目の順位になったのか?について、お話しします。
日本では最下位から2番目の人に与えられる「ブービー賞」ですが、そもそも「ブービー(booby)」の本来の意味は「最下位」であり、日本でも当初は本来通りの意味で、皮肉とジョークを込めて贈られていた賞でした。ですから、賞品も上位者の賞品と比べるとおまけ程度の質素な物だったのです。
しかし日本では、参加者のコンペに対するモチベーションの維持(成績は悪くても、ひょっとすればブービー賞が取れるかも・・)の為なのか?、「参加したのに上位に入れず何も無しか、二度と参加するものか!」って人にも思わぬ賞をあげる事で参加し易くする為か?、はたまた忙しい中、時間を使って参加したのに可哀想だから、何か慰めになるものでも・・・、と言った理由なのか?、それとも「家庭の事情を振り切って参加したのに何も賞品が無しで、これではまた山の神に小言をを言われそうだ」って人に山の神(奥様)にも喜んで頂き、且つ次回も言い訳がし易く参加し易いように、との意味なのか?、または、一人でも多くの人に賞品をあげたい!?という主催者の目論み(接待コンペとか)、といった様々な意味を込めて(定かではありませんが)「ブービー賞」に、優勝賞品にも匹敵するほどの豪華な賞品が用意されるようになりました。
そうなると、優勝が無理だと悟るや、わざと最下位を狙うような不埒な狡い人(ドキッ!、いや・・、あの・・・、わたしは、もらった事はありませんよ。本当に!)が現れるようになり、わざとは狙いにくい「最下位から2番目」にブービー賞が与えられるようになったとのことらしいですね。
最もそれらしい理由は・・・・
管理人が思うに、「ブービー賞」が最下位から2番目の意味になった一番それらしい理由は、最後に例が示されていた「コンペ主催者の目論み」って奴ではないでしょうかね?。
バブルの頃は接待のコンペが数多く開催され、ものすごい賞品が用意されていたらしいです。会社の同僚にバブルの頃の話を聞くと、今では考えられないような規模とシステムで行われていたそうです。
主催者からしてお客さんになる側(接待された方)に、様々な名目で賞が作られ、これに対する賞品が用意されて、何らかの賞品が渡るようにしていたとのことらしいです。ゴルフコンペの賞品であれば、堂々と渡せて、相手も受け取り易かったのでしょうね。
今は昔・・・・、(会社の同僚から言わせるとですよ、私はその頃ゴルフをやってませんから・・・)その頃に比べたら隔世の感があるようです。
これに関連する言葉で「ブービー・メーカー」という和製英語(造語)がありますが、最下位の人を意味し、この人がいるからこそブービー(最下位から2番目の人)が存在するとでもいったところなのでしょうが、日本で言う「ブービー賞」と併せ、どちらも海外では通用しませんので、あしからず。
という事で、「ブービー賞」についてでした。
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