ゴルフ用語辞典 シャンク(shank)

シャンク(shank)

ミスショットにもいろいろ種類がありますが、おそらくもっともゴルファーから忌み嫌われているミスショットは「シャンク(shank)」ではないでしょうか?。

シャンク」はアイアンに特有のミスショットです。フェースではなく、ネック部分にあるホーゼルにボールが当たることで起こり、多くの場合、急角度で右に飛び出してしまいます(右利きの場合)。ただし、ホーゼルは丸いので、当たる角度によっては様々な方向に飛んでしまうことになります。

一度シャンクが出ると、その悪いイメージから体が思うように動かなくなり、繰り返しシャンクが出てしまうことがよくあります。このため、シャンクは一種の病気のように扱われ、「シャンク持ち(a person who have the shanks)」などと呼ばれます。そうしたゴルファーは、「シャンク」という言葉すら聞きたがらないでしょう。

ちなみに、「ソケット(する)」も同様の意味だが、これは和製英語で海外では通じません。英語でによる言い方は「ホーゼルショット(hosel shot)」となります。

元々の「シャンク」の意味は、膝から足首の間の脛(すね)の意味です。

クラブをよく足の部分に例えて各部の名称を割り当ててありますよね。例えばクラブフェイスの先をつま先、手前側をかかと等です。シャフトを脚だとすると、クラブヘッドとシャフトをつなぐネックの部分は、脛(すね)そうです「シャンク」に相当するというわけです。

このシャンク部分にボールが当たると、極端に右へ飛んで行くことになり、この現象を「シャンク・またはソケット」と呼ぶようになったようです。ソケットとは、差し込み穴のことですが、クラブシャフトをヘッドにつなぐ際のネックの穴に差し込むことから「ソケット」と言うようです。

原因の多くは、ボールを右に置き過ぎることで、極端なインサイドアウトの軌道になりクラブのネックがボールに当たってしまって起こります。この他、スイングの際に上体が前のめりになると、軌道が前に来てやはりネックがボールに当たってしまいます。