ゴルフ場・クラブにおける風評被害 2

東日本大震災、ゴルフ場の風評被害について・・・・・。

前回記載しましたが、>ゴルフ場・クラブの風評被害については、ゴルフがスポーツであり、生活に直結せず、また趣味・娯楽ともなっているため、風評被害としての話題にはなりにくい一面があって、意外と知られていないのではないか?と思われます。・・・・・・・九州という遠くに住んでいる我々にとって、かの被災地では大変な思いをしている人たちがおられるということについて記載します。

ゴルフとはあんまり関係ないことかな~と思っていましたが、そうではないようです。被災地近くのゴルフ場・クラブは大変な状況になっているらしいのです。特に津波の被害は受けず、地震の被害が少なかったとしても、原発事故の放射能の影響で緊急時避難準備区域・避難区域に入るゴルフ場やクラブは、直接的被害として・・・・・。避難地域に入らないゴルフ場・クラブでも、風評被害で営業ができず閉鎖に追い込まれたり、利用客の大幅な減少で、経営の継続が厳しくなっている所も多いとの事です。
※お断りしてきますが、「ゴルフどころではない」と言う方が大半であることは承知の上で記載しております。そのことを無視している訳では決してありません。

 

あるゴルフクラブの取り組み・・・。

近隣に残っているクラブ会員から、「素振りだけでもしたい」との声が寄せられ、18ホールで仮オープンしたというあるクラブがあるそうです。其処のクラブに於いても、会員の多くは県外避難などで、利用客は1日20人程度と少なく、その少ない料金収入も、カートのガソリン代や除草剤代など最低限の維持費で消えていく為、全従業員45人は解雇せざるを得なかったとのことです。解雇した従業員のうち4人が、ボランティアで運営を支えているとのことですが、解雇された従業員の方々も生活があるし、上記の状況でゴルフ場の運営を続けるクラブ側も、共に大変であることに変わりはないでしょう。

マスコミによる、「風評被害」(何度も云いますが、受け取る側の問題もあることはまちがいありませんが、より大きな責任は報道するマスコミ側にあると思います)に対して、被災地への寄付をするか、もしくはボランティアで現場でお手伝いをするか、これ以外に手段を持てない私達ですが、「何かしら応援したい」との歯がゆい気持ちを持って、各自が出来ることを行い、被災地の方々の検討を祈る他ないのが現状です。