ゴルフコースは何故18Hなんでしょう? その弐

何故18Hなのか?、信頼できそうなお話とは?

信頼できるお話としては、以下のお話が一番だと思われます。

もともとのゴルフのルールについては、18世紀にLinks of Leithというエディンバラ※のコース(5ホール)でプレイしていた人達によって、最初の基本となるルールや基準が作られたのだそうです。

※英連邦王国スコットランドの首都です。

そんな中。次第にSt. Andrews(セント・アンドリュース)所属のRoyal and Ancient Golf Club(R & A)が、リーダーシップを取るようになってきていました。この頃のSt. Andrewsは12ホールだったそうで、「11ホールプレイしたらそこから引き返し10のグリーンを逆にプレイして戻って来る」というシステムになっており、最後にクラブハウス近くのエクストラ・グリーンをプレイして、終了としていました。これらを合計して、22ホールが基本のホール数となっていたものと思われます。

ところが、理由は定かではありませんが、1764年にSt. Andrewsは大改造を行なうこと※となり、最初の4ホールを併せて2ホールに変更されてしまいました。必然的に戻りの2ホールも減り、結果的に22ホールから4ホール減って18ホールとなったそうです。

※一説には土地をめぐるトラブルがあって、これが原因で土地の一部を手放さなくてはならなくなり、止むを得ず改造しなくてはならなくなったからだとの説があります。

以上のような経緯があって、幾つかあるゴルフ場の中でリーダー的な存在であったSt・Andrewsがスタンダード(基準)となり、その他のゴルフ場でも18ホールが定着していったものと思われます。

こういう歴史があって「St・Andrews」がゴルフ発祥の地だと、勘違いしている人たちが多いのでしょうね。

云いたくなるのも、判らないでもないですけどね。