バンカーでの基本的なマナーについて
バンカーは「入念に」ならすのが当然
ゴルフ規則の冒頭、第1章エチケットにバンカーならしについての勧告があります。みなさんキチンと守って実行されていますでしょうか?。勧告はこうです、「バンカーから出る前に、プレーヤーは自分が作ったバンカー内の穴や足跡はもちろん、近くにある他のプレーヤーの作った穴や足跡もすべて入念に埋め、平らにならしておくべきである、レーキがバンカーの近くのそれほど遠くない所にあれば、砂ならし用にレーキが使われるべきである」と記載されています。
「他のプレーヤーの作った穴や足跡も」です。そして、「入念に埋め、平らに」です。適当ではダメなのです。もし、雑なならし方をして砂面に凸凹を作ると、そこにボールが寄ったり、はまったたりして、そこに打ち込んだボールの持ち主にとっては「誰だ!こんなならし方をしたのは?、これじゃ〜ならしてないのと同じじゃないか、まったく!」と怒りたくなるのは当たり前ですよね。逆の立場になれば、適当なならし方はできませんよね。
バンカーでは道具が2本必要
基本として知っておくべき事ですが、バンカーへの出入口はボールになるべく近く、なるべく低いところです。近いところ程ならす足跡が少なくてすみます。低いところなら入りやすいし、足跡も浅くて済みます。高い所や急斜面は法面の芝を傷めますから「昇降厳禁」となります。バンカーショットは、うまくいっても失敗しても落ち着きを保つ事が難しく、その結果、後始末を忘れる人が少なくありません。これを防ぐ為には、レーキを持って入ることを忘れないようにしましょう。
バンカーショットの際は、ボールを出すためのクラブと、打った後始末をする為のレーキ、この2本の道具を持って入ること。レーキを砂の上に置いても構いません(ただし、そっとですよ。変にいじっていると2打罰のペナルティーを言い渡されますから・・・)。繰り返しますが、バンカーには、クラブとレーキの両方を用意して入る癖をつけましょうね。
レーキの置き方に人柄が出る
日本の多くのコースではレーキはバンカーの外へ置いてありますが、英米のほとんどのコースは中に置いてあるそうです。最近は、日本でも同じように中に置くコースが増えてきているとの事ですので、注意が必要です。漫然と置くのではなく、そのコースの決まりに従って置きましょう。キャディさんに聞けば分かります。
バンカーの外へ置くコースの場合、気遣いのあるゴルファーなら、使ったレーキを飛球方向に沿ってタテに置きます。転がって来るボールの当たる確率がより少ない置き方だからです。また、当然ですが花道には置きません。花道はボールの通る頻度の高いルートです。そんなところに邪魔な人工物があってはボールの行方が不自然になるからです。
まあ、バンカーに限らずこのような気配りをすることも「マナー」として、ゴルフの一部ですよね。こんな気配りが出来るようになれば、スコアー(腕前も)もかなりアップしているのではないでしょうか。「余裕のある行いが出来る」ってことは・・・、そうですよね当然といえば、当然の結果でしょうね。
目指しましょう!、気配りが普通に出来るようなゴルファーを。 自戒を込めまして・・・・・。
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