ゴルフ用語辞典 クラブ(Club) その弐

クラブ(Club) その弐

前回に引き続き、「クラブ(Club)」についてですが、今回は辞書にあった、「2 (スポーツ・社交のための)クラブ, 同好会;(野球の)球団、(会員だけが利用できる)メンバーズクラブ」の意味のクラブについてです。

「スポーツや趣味の同行の志の集まり」といった意味になるのですが、語源としては1に記載されていた、「(ゴルフ・ホッケーなどの)クラブ打球.」等を持った者だけの集まりや会合を指して現在の意味の「倶楽部」となったとされています。 ゴルフクラブとして世界最初のものは、1764年に結成されたスコットランドの首都、エジンバラのリースで設立された「オラナブル・カンパニー・オブ・エジンバラ・ゴルファーズ」とされているようです。競技とルールに関してはリースでの1744年、セント・アンドリュースでの1754年にシルバークラブの競技が開催され、「13ヶ条の成文ルール」が出来ました。

アメリカでは、1788年にサウスカロライナ州のチャールストン、1796年にジョージア州のサバンナにゴルフクラブ設立の新聞広告が残っているそうです。ただし、正式なものとしては、1884年ウエストバージニア州のホワイト・サルファース・スプリングスに設立された「オークハースト・ゴルフクラブ」が、アメリカ最初の近代的ゴルフクラブの誕生とされているようです。

日本では、明治36年(1903年)神戸に於いてお茶の貿易商であるイギリス人A・グルームがイギリス人仲間と協議して六甲山上に9ホールの神戸ゴルフ倶楽部を開設したのが最初のようで、日本人による最初のゴルフクラブは、大正3年(1914年)に東京の駒沢に「東京ゴルフ倶楽部」の設立がこれにあたります。