ゴルフ用語辞典 グリーン(Green)

「グリーン」 辞書で調べてみますと、以下の解説が記載されています。

緑色。

草地。緑地。芝生。(観葉)植物。

㋐ゴルフ場で、ホール(穴)の周囲の、芝を短く刈って整備した区域。

㋑ゴルフコース。「―に出る」

他の語の上に付いて複合語をつくる。

㋐環境保全の。自然保護の。また、自然保護運動の、の意を表す。「―エネルギー」「―家電」

㋑若々しい、の意を表す。「―エージ」

という感じで格別難しいものはありません。ゴルフに関することであれば、3の㋐ ㋑のことになります。

日本においては、「グリーン」とは普通パッティンググリーンの略として使われることがほとんどですよね。もちろんJGAの正規のルールブックでは「用語の定義37」に「パッティンググリーン」と記載があります。しかしながら、本文の中ではその殆どをグリーンと略して記載してあります。

これに対してR&AやUSGAのルールブックでは略することなく、「パッティンググリーン」とすべきところは全部略することなく、「パッティンググリーンと記載されています。この違いはどこから来るのでしょうか?

理由は、新旧・広狭の意味があるからだそです。そうしてこの意味において厳正な区別をしているからだということのようですね。

スコットランドでは古くはゴルフコース全体をグリーンと呼んでいました。芝の緑地帯といった意味(新旧の古い方で、広狭の広い方の意味ですね)だったそうです。これが今のルールにも残っていてスルーザグリーンフェアーウェイとラフを併せた区域であり、ラブオブザグリーンは、動いているボールがコース(昔のグリーン)上で局外者により影響を受けることを意味しています。ということから、「パッティンググリーン」とは区別して使っていることがよく判りますよね。

日本においては、スルーザグリーン(コース上)のグリーンはフェアーウェイと呼びますし、フェアーウェイ以外はそのほとんどがラフ(もちろんバンカーや、OBゾーンなどもありますが)といった呼び方で、スルーザグリーンとは言いませんよね。グリーンの意味(新しく、狭い方の意味)としては、パッティンググリーンのことだけのようですね。

いろいろと余分なことを書いてしまいましたかね。グリーンについてはあまり考えたことはないからですね。それでは・・・・。