ゴルフの科学的考察 慣性モーメント

ゴルフクラブの選択の際に気になることについていくつかのテーマで記載してきましたが、もう一つ最近のクラブのスペック表に記載されていることが有ります。さてなんでしょうか?・・・・・・・・。

タイトルにも記載していますので、今更なのですが、それは「慣性モーメント」です。皆さんどうですか?「慣性モーメント」と聞いても今一ピンとこないのではありませんか?カタログに記載されている謳い文句としては、「慣性モーメントが高いので曲がらない」とか、「慣性モーメントが高く、フェイス面をスクエアーにキープできる」といったものが多いようですね。

クラブメーカーの言うとおりだとすれば、慣性モーメントが高いことは「良い事ばかり」のように思われます。果たしてこれは本当なのでしょうか?とりあえず「慣性モーメント」を辞書で調べてみますと、以下のような記載があります。

慣性モーメント(かんせいモーメント、: moment of inertia)あるいは慣性能率(かんせいのうりつ)、イナーシャとは、オイラーの運動方程式

 I\frac{d\omega}{dt} = T

における、トルクT角加速度 dωdt に対する比例定数I のことである。剛体と固定された回転軸によって定まる量であり[1]、物体の回転運動の変化(回りだす、止まる)のしにくさ(慣性)を表す。

慣性モーメントを用いると、剛体の角運動量 L と角速度 ω の関係は

\boldsymbol L = I \boldsymbol\omega

と記述できる。

とまあ、このような記述になるのですが、???・・・、なんのこっちゃ?といった感じですよね。噛み砕いて判り易く記載すべく努力してみたのですが、これでどうでしょうか?

とっとと、ちょっと長くなりそうですので、続きは次回以降という事で、ご容赦ください。