ゴルフ用語辞典 ライアングル (Lie Angle)
ライアングル (Lie Angle)
「ライアングル(Lie Angle)」とは、クラブのソールを地面につけた時にできる、シャフトの軸線と地面との間にできる角度の事です。これが大きいほど、球の捕まりが良いとされています。通称で「ライ角」と呼ばれますが、ゴルフ用品協会では、この名称を正式に定義付しています。
一応定義上では、「ソールの中央が設置しトウとヒールが地面との間に等しい隙間を作った時、軸線と地面の角度がそのクラブのライ角となる。」となっています。また、中央の設置点をタンジェントポイント(接点)と言います。
もう少し具体的に説明しましょう。ゴルフクラブのライ角とは、上の写真のように、ゴルフクラブをスコアラインが(またはソール面が)水平になるようにして地面に置いたときに、水平な地面とシャフトの中心線とが作り出す角度です。(スコアラインとソール面は基本的に平行だという前提で話を進めます。)ゴルフクラブのライ角は、アイアンの方向性を大きく左右する数値です。とは言っても、ウッドやユーティリティーの場合には、ほとんど無視して良い数値です。
ライ角を正確に測定するには、「ヘッドスペック測定機」と呼ばれる上の写真のような専用の測定機を用います。ゴルフショップやゴルフ工房に置いてあります。機会があれば、アイアンとウェッジのライ角を測ってもらうと良いでしょう。
クラブのソールは丸みを持っている為ライ角には若干の幅があることになります。これはゴルファーの身長差やスイング差をカバーするために、そうなっているのですが、本来であればクラブのライ角とゴルファーの身長やスイングはぴったり合致すべきなのです。
標準的なクラブのライ角はドライバーで55度前後、5番アイアンで60度前後、ウェッジで64度前後となっています。クラブが長いほどフラットなライ角で、短いクラブ程アップライトなライ角の設計になっています。
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