ゴルフの科学的考察 ラウンド編 ティーショット その五 2

前回からの続きです。

アゲインストの時の対処法について

①ティーを高くセットする、②ティーを低くセットする と二つのアドバイスがあるのですが、どちらの方が良いのでしょう?バックスピン量を減らすという事では同じなのですが・・・・・・・・。

では、上記①と②のどちらがより簡単にスピン量を減らし易いかというと、初心者や中級者にはティーを低くしてボールの位置を通常よりほんの少し左寄りにセットすれば、比較的簡単に順回転のスピンを掛け易くなりますので、こちらの方をお勧めします。もちろん得手不得手がありますので、絶対と云う訳ではありません。ご自分のやりやすい方で構いませんよ。

さらに影響が大きい原因として、風に負けまいとして強いボールを打ちたい ⇒ より強くスイングする ⇒ スピン量が増える ⇒ より吹け上がり(曲り)やすくなる ⇒ 風に叩かれる。 という事があります。

良く言われるゴルフのアドバイスに「アゲンストの時は強く打ってはいけない」といったものがありますが、これは的を得たアドバイスで、上記の様に強く打つとは逆で、いつもより強めに振るのではなく、やや力を抜いてスイングした方がアゲインストの時にはバックスピン量が抑えられて、良い結果につながるという事ですね。

まあ。ゴルフに風はつきものですし、避けては通れませんから、いかにうまく風と付き合うかという事を考えた方が良い様です。しかし風と言うものは常時変化しており林間コースの風やリンクスコースの風など種類も特徴も異なりますから、あまり神経質にならない方が良さそうですね。

両サイドの木々の木の葉の揺れや、あるいはグリーンのピンフラッグの揺れ方などを見て風の方向特にフォローかアゲンストなのかだけのチェックで十分のようです。横風の影響などはそうそうたいした影響はないようですから・・・。

アゲインストの風が吹いていると、ついつい風に負けまいと不必要な力が入りがちになるという事を頭に入れておいて、逆にゆっくり。力を抜いたスイングの方が風に負けない強いボールが打てるのですから・・・・・・・。

一応参考として次の記事も確認されれば良いと思われますので。どうぞ!

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