ゴルフ用ストレッチ 股関節周辺の柔軟性を高くする その弐

前回からの続きです。「股割りほぐし」の具体的な実施方法になります。

用意していただくものは、やや低めの椅子(高さ35㎝前後)をひとつ、椅子でなくても台でも結構です。

①低めの椅子や台に腰掛けて肩幅よりも広めに足を開きます。この時足の裏がしっかり床に着くようにして骨盤が後傾して背中が丸くならないようにします。

②①の状態からそのまま上半身全体を倒して手を前に着くようにします。お腹全体を下に落とすようなイメージでしっかり骨盤を倒します。

③股関節周りにストレッチを感じたら弾ませるように元の位置に戻ります。

④以上の動作を15~20回ほど繰返して、1セットとします。間に1分程度のインターバルを置いて2~3セット繰り返します

 

注意点は背中が丸くならないように背筋を伸ばして行う事です。背中が丸くなる ⇒ 骨盤が後傾してしまう ⇒ 効果が薄くなってしまいます。

この基本動作が簡単すぎるという人には次のようなレベルアップのストレッチ動作をお試しください。

①椅子や台に座るのではなく、脚を広めに開いて椅子(もしくは台)に掴まります。(始めから前傾している状態になります)

②この状態からお尻を下に落とすようにしゃがみます。この時骨盤が後傾してしまうようであれば、基本動作に戻りましょう。

 

この様に骨盤を前傾したままお尻を落とすことで、股関節周りがストレッチされることになります。背中が丸くならないようにしっかり顔を上げてお尻を突き出すように動作します。この時に腰に力を入れないようにしましょう。目的外の筋肉が働いてしまいストレッチになりませんので・・・・・。

皆様の股関節の柔軟性がアップしますことをお祈りいたします。