ゴルフの科学的考察 グリーン周りからのアプローチについて その四

残回からの続きです。

グリーン周りからのアプローチは前々回記載した通り、グリーン・及びその周りの状況にマッチしたアプローチを選択して、それに合わせたクラブを選択しなければいけないという事になります。いずれの方法が簡単で、寄せやすいのか?ほんの少しばかり選択に時間をかけてショットをすればOKです。「ピンに絡んでひょっとしたら、カップインするかも・・・・・」等とは間違っても考えないようにしましょう。結果はすぐに判りますから、まずは「寄せること」に集中しましょう。

ゴルフを簡単にするのはこの様な場合で、単純に状況に応じた番手でキチンとピンに寄せることを考えた方が良いわけですね。「グリーン回りの基本は、ランニングアプローチ」と言われるのは、そういう場合が多いからでしょう。ロブショットで落として止める場合など、そうそう多くは無いでしょうし、わざわざ難しいショットを選ぶ必要はないですよね?

もちろん、やむを得ずロブショットを選択して上げなければならないことだってありますが、そこで勝負をするのか(直接寄せるのか)?それとも安全に遠回りをするのか?選択の基準は、自分に確実にできるショットであるかどうか?です。

できる場合は当然選択可ですし、できない場合は、その可能性の確率と、勝負をする勇気、加えて「運」を味方にできるかどうか?を考えなければなりません。後者は、当然勝負ですので、負けもあり得ることを覚悟した上で臨む必要があります。

いずれにしろ、選択するのは貴方なのですから、その時のシュチエーションで(その日の調子とか、流れ等)で、確実な方法へ向かうのか?チャレンジしてみるのか?・・・・・、難しいですね。

早い話が、「練習を積み重ねて柔らかいロブショットがいつでもできるようになれ!」という事でしょうかね。こう言ってしまうと身もふたも有りませんけどね(笑)。

ちなみに、「ゴルフは如何にミスを減らすかのスポーツだ」と言う人は多いです。お断りしておきますが、あくまでも考え方であり、選択肢の一つとして挙げているだけです。お勧めしている訳ではありませんよ。(笑)