ゴルフ用語辞典 ラフ(Rough)

辞書で「ラフ Rough」を引いて見ますと、以下の様な記載があります。

1(形容動詞)

(1)手触りがザラザラしているさま

(2)荒っぽいさま、乱暴なさま

(3)大まかなさま、無造作なさま、くだけたさま

2(名詞)

(1)ゴルフコースで、フェアーウェイ意外の手入れをしていない草地

(2)硬式テニスのラケットで、飾り糸の網目のコブが粗い方の面。トスの際、ラケットの表裏をこれで見分ける。  反対語:スムース

特に難しい言葉ではありませんよね。2:名詞(1)にあるようにゴルフ用語としては、フェアーウェイやグリーンを取り囲むように作られている芝草の区域を指します。ゴルフの会話では大変良く出てくる言葉であるにも関わらず、ゴルフルール上ではスルーザグリーンとして扱われているため、第25条2 に唯一記載されているだけです。ちょっと不思議な感じですよね。

PGAツアーの規定によると、ラフの刈高は100㎜以上、セミラフが35~40㎜とされています。また、全米オープンではより深く伸ばされていて、打ち込んだプレーヤーに幾らかのペナルティーを課すような設定で、世界一厳しい条件となっているようです。

ちなみに全英オープンでは、膝まで伸びたヘビーラフが有名ですが、あの草も一応、伸ばしたままの芝だとのことですよ。俗に深くて厳しいラフのことを「タイガーカントリー」とか「ジャングル」等と言ったりします。