ゴルフ用語辞典 ラウンドロビン(Round Robin)

辞書で「ラウンドロビン(Round Robin)」を引いて見ますと、以下の記載があります。

ラウンドロビン :(英 Round-Robin, Roundrobin) とは、様々な場面で用いられるが、大抵の場合において「何かの役割・出番をたくさんの物事・人員で交替しあう」というような意味で用いる。例えば、ラウンドロビンパーティとは参加者各自の習慣で小さなパーティを一つずつ参加者がまわって歩くようなパーティのやり方をさす。

言葉だけだとなんだか良く解りませんよね。ゴルフ用語としては、4人総当りでマッチプレーを行う競技方法で、これを18ホール合計して、得点差で優劣を決める方式。最近ではほとんど見られません。

ロビンはフランス語の単語であるリュバン (ruban) に由来し、リボンという意味があったようです。時の流れの中で、この語の意味が転訛したもののようです。

もともとの語源としては、以下の様な話があります。

17 – 18世紀、フランスの農民が国王に嘆願書を提出すると、国王はその嘆願書に書かれている名簿のトップに載っている数名を処刑していたため、誰がトップか判らなくするために、農民たちはリボンの様に嘆願書の最後に円を描くように名前を署名することにしたそうです。

この結果、トップが特定されず、皆嘆願に対して平等に罰せられることとなったのです。それ以来、「ラウンドロビン」とは「何かの役割・出番をたくさんの物事・人員で交替しあう」という方法・しきたりを指すようになり、どこから始まりどこで終わるかわからないものにも使われる様になったようです。