誤解されやすい基本 追加 55 タメを作る!

雑誌やレッスン書で大変良く見る言葉「タメを作る」あるいは、「右腰の高さまでコックを保て!」と言う指導やアドバイス。

もちろん間違いではないのですが、なかなかこの通りには行かないのが現実ではないでしょうか?というのも、あまりにこのアドバイスのことを意識し過ぎると、インパクト前にコックを解ききることが出来ずに、手だけが先に身体の外に出てしまうインパクトになってしまいます。

そうなると、ハンドファースト(といっても悪い方の意味なのですが)になってトップやスライスが出やすくなります。つまるところ、インパクトのタイミングが遅くなってしまっているという訳です。

これを防ぐには、ダウンスイングの早い段階から早めに腕を伸ばしていくようにして、インパクト時点で腕をしっかり伸ばした形になるようにしましょう。

所謂、切り返しのタイミングをトップオブスイングから左足への体重移動を始動の起点として切り返しの直後から腕を伸ばすようにしながら、クラブフェイスを返すようにより積極的に動かして行きます。こうすることで右足の前にクラブヘッドが降りてきた時点で腕が伸びきりクラブフェースがボールにスクエアーに向いている状態になります。

そうすると、振り遅れという状況は起こりませんし、トップやスライスにもなりません。