練習場で気を付けたいこと 見えない罠を意識しましょう!? 其の参

前回の記事でお話した短いクラブでのアプローチの練習をするときに、頭に入れて置きたいこと。

レンジボール(練習場専用ボール)と、本球の飛距離の違いを知る!

練習場にはアプローチ練習を想定して10y・15y・30y・45~50y・70y・90y・100yなどと数多くのピンがセットされていますよね。別の記事で記載しましたが練習場(ゴルフレンジ)ボールは、コースで使う本球とは異なりやや柔らかい傷つきにくい専用ボールが多くの練習場で使われています。

このボールは本球よりも飛距離が1割ほど落ちます。100y以下の場合は左程影響はないと云われる方もいらっしゃいますが、練習場でジャストで飛んだボールは本球の場合と比べると飛びすぎていることが多いようです。従って、練習場ではやや短め(1割も短くする必要はないでしょうが)の2~3y手前に落ちるショットが正解になります。

このへんの違いを確認するためには、練習場のボールの中にある本球を選別しておき、比べてみることです。練習場によっては結構混ざっている所もありますし、全くなければ、逆に本球を使用している練習場(少ないですが所々にあります)で試して見てはいかがでしょうか?

最後に距離が短い練習場では、距離の表記が(気のせいかもしれませんが)実際よりもやや長めになっているような・・・・。ボールの飛距離に合わせて1割ほど短くなっているので、本番のコースでは遠くに感じてしまいがちです。頭に入れておきましょう。

これも時々、本球を使用している練習場で自分の正確な飛距離をチェックしておきましょう。判っているのといないのとでは結果に大きな差がでますよ.。

方向性のチェックをする?しない?

練習場の場合はマットがあって、その縁の線に平行(スクエアー)に立ちやすいですよね?

逆に言えば、マットの縁を目標方向にセットしておけば、ほぼターゲットにスクエアーに立てます。いちいち方向の確認をしなくても良いわけですね。ですが・・・・、数多くスイングしているうちにマットがずれてしまっていることに気が付いていますか?

気が付いている人は大丈夫です。と言うか、ボールの行方のチェックをしていれば気が付いて当たり前なのですが・・・・。

ややダウンブローでスイングをすれば、ボールの先のマットを少し叩いてしまいますので、マットを固定してある場合を除き、マットが少しづつズレてきてしまうのです。

ですから、マットの位置を調整するか?或いはマットの位置の調整はせずに、毎回スタンス位置の後ろから方向をチェック、目印(スパット)を決めて方向を決めるかです。個人的には、本コースで困らないように後者(毎回方向をチェック)をお薦めします。プリショット・ルーティーンのクセ付けにもなりますし、日頃からこのリズムを体に覚えこませるのにも役立つと思うからです。

以上、練習場の見えない罠について記載してみました。

少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。