誤解されやすい基本 13 バンカーショットはアウトサイドインに振れ 改訂版ー1

「バンカーショットはアウトサイドインに振れ」とは?

この言葉も大変一般的になっているアドバイスの一つではないでしょうか。

アベレージゴルファーの多くが、グリーン近くのガードバンカー内でのショットであれば、このアドバイスを思い出しているのではないでしょうかね。

この言葉の前後を含め全文を記載すると「グリーン周りのガードバンカーからのバンカーショットはアウトサイドインのカット軌道で振り(スイング)なさい」といったところでしょう。

 

あごの低いフェアウェイバンカーやクロスバンカーの場合は、これとはちょっと異なりますので、「グリーン周りのガードバンカー・・・」と言った前置きになるわけですね。

多くのアドバイスが前後の省略をされている場合が多いため誤解されてしまっているのです。

まぁ、文章を書く場合にはどうしても重複や余分な(本当は余分ではない?)部分を校正してしまいがちですので、書き手の思い込み(読み手は十分理解しているはず・・・)が生じてしまうのでしょうね。

出来るだけ簡潔で読みやすく、と書き手は思っていますのでついそうなってしまいます。

くどい文章と思われてしまうのか?丁寧な説明と思われるのか?大変微妙なところだと思います。

 

バンカーショットの基本的なアドレスは、飛球線方向に対しオープンスタンスにセットし、クラブフェイスを開き気味に構えます。

スタンスのオープンの程度・フェイスの開き具合の調整は別にして、この構えでスイングすれば普通に「アウトサイドインの軌道」になります。

というかならないとおかしい訳ですよね。

ここまでであれば、このアドバイスは、間違っていません。

 

誤解されているのはどこの部分?

では何が誤解されているのでしょうか?、

多くの人達が上記の構えをしてさらに「カット軌道に振ろう(スイングしよう)としてしまいます。

既に自然な形でアウトサイドインのスイングの構えになっているのにも関わらず、輪をかけてカット軌道のスイングをしようとすることが、誤解・間違いなのです。

長くなりましたので、続きは次回で・・・。