ギャラリー(gallery)
「ギャラリー(gallery)」:辞書で調べてみますと、1 画廊, 美術品陳列室[館];美術館;((集合的))陳列[展覧]美術品.2 (劇場・教会などの)階廊, さじき;(劇場の)天井さじき;(議会の)傍聴席 3(テニス・ゴルフ等の試合の観客・見物人 となっています。
「大会期間中、たくさんの「ギャラリー(gallery)」が詰め掛けた。」と云うような使い方をされる「ギャラリー」 、「gallery」は観客という意味の英語なんですが、この言葉は普通、ゴルフとテニスにしか使われません。野球など他のスポーツの観客を指す言葉としては、「spectator」が一般的で、もっと簡単に「ファン(fans)」とい云われることの方が多いようです。
ゴルフは、あらゆるプロスポーツの中でも、選手と観客の距離が近い競技だと思います。それだけに、「ギャラリー」として観戦しがいもあるのですが、選手との距離が近い分余計に、ひとりひとりの観戦マナーが問われるのではないでしょうか。近年、選手のプレー中にカメラ(通常、持ち込み禁止)のフラッシュ撮影や、携帯電話での撮影ノイズをたてるマナーの悪いギャラリーが増えている気がします。
この処のTV中継の中で、選手が仕切り直しをする光景が目立って増えたような感じですよね。こうした、選手のプレーを中断させるような、あるいはその集中力をそぐような心ない行為は、プレーヤー・ギャラリーの双方にとってもマイナスでしかありませんし、厳に慎むべき行為だと思います。
ちなみに、毎年4月に行われるメジャートーナメント「マスターズ」では、トーナメント創設時から支えてきた人たちに対する親愛の情を込めて、ギャラリーのことを「パトロン(patron、後援者の意)」と呼びます。
マスターズの観戦チケットは、「パトロンリスト(後援者名簿)」に登録された人でないと購入できないのですが、現在のリストは2000年に既に締め切られており、次の募集再開がいつになるか、まったく判らない状態だとのことです。
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