「キャリー(carry)

キャリー(carry)」:辞書で調べると、運ぶ・保持する・支える・~を運ぶ・ 持って行く・運搬[運送]する、(銃砲の)射程、 (ゴルフ・弾丸などの)飛行距離、となっています。

 

ゴルフ用語としては、ボールをヒットした地点から、再びボールが地面に落ちた地点までの距離、それが「キャリー(carry)」となります。ボールは地面に落ちた後さらに転がり(ラン)、止まることになりますが、この地点までの距離がトータル飛距離になります。ですから「キャリー」は「トータル飛距離」とは違うってことです。

ゴルフをプレーする際には、自分の各クラブごとのキャリーを正確に把握しておくことはとても重要になります。例えば、池をキャリーで越えるのに必要な距離を出すのに、どの番手で打てば良いのか?。「キャリー」を知らなければ、この判断はできなくなってしまいますよね。

ここで初心者ほど陥りやすいのが、「トータル飛距離」が自分の距離基準(飛距離)=「キャリー(carry)になってしまっているということです。これが原因となって、誤ったクラブ選択(小さめのクラブを選んだり)や、逆に必要以上に慎重な攻め方(ランの部分を考えずに大きすぎる番手を選んだり)をしてしまいがちです。

ちなみに、「carry」は動詞でもあり、動詞として使う場合は「障害物をクリアする(越える)」という意味になります。なんだか意味深な感じでもありますね。池やバンカー等様々な障害がゴルフコースには待っていますが、勇気を持ってその障害を越えてゆけるよう「チャレンジ」したいものですね。